【プラスチックの替わりは…何? 】持続可能性を担保するための、FSC®という選択肢

コラム

いまや誰もが知るところとなった、海洋プラスチック問題。けれど、世界が脱・プラスチックに向けて動き出したのは、わずか4年前のことでした。

脱・プラスチックに向けて動いたきっかけ

ひとつ目の大きなきっかけは、2016年1月に世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)でなされた「2050年までに、海洋中に存在するプラスチックの量が魚の量を上回る」という衝撃の報告でした。プラごみって、かさばるなぁという生活上の実感はあっても、まさか海がそんなことになっているなんて、想像もつかなかったですよね?

そしてふたつ目の大きなきっかけは、2018年7月にスターバックスさんが発表した「2020年までにプラスチック製ストローを全廃する」という宣言だったと思われます。ニュースの中の出来事が、ごく身近な社会問題に落ちてきた瞬間でした。

そのスターバックスさんですが、1年後の2019年11月に、日本国内でもう1本こんなプレスリリースを出しています。

「スターバックス国内店舗で、サステナブルな未来につながるFSC® 認証紙ストローでの提供を開始 2020年1月より段階的にスタート、同年3月に全店約1500店舗に導入し年間約2億本分のプラスチックストロー削減へ」

これは、とても大切なニュースでした。なぜなら、プラスチックをやめてどうするの?という答えを、我々は必要としていたからです。

一方で、FSC®ジャパンは、2019年11月に配信したニュース記事の中で、次のように述べています。

「森林は世界のプラスチック汚染撲滅運動に貢献することができます。しかし、森林資源が無秩序に使用されては意味がありません。FSC認証林産物を選択することで、持続可能かつ責任ある形で林産物が使用されることが保証され、消費者は心配をせずにこれらの製品を使用することができます」

プラスチックの代役は紙!?

プラスチックの代役として脚光を浴びた紙ですが、紙なら環境問題にならないかというと、使いすぎれば、やはり問題です。基本はやはり使用量の抑制ですし、使う場合も、できる限り環境と社会に配慮された紙を使いたいものです。

当社では長年に渡って、FSC認証紙を使用した印刷物をご提供しております。経験豊富なスタッフが、使い方や注意点を丁寧にご説明いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。


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