【6月2日は横浜開港記念日】なぜこの日が開港記念日に?

横浜市民の皆さんはご存じかと思いますが、本日6月2日は「横浜開港記念日」ですね。
毎年、横浜市立の小・中学校・高等学校が休校となることから、平日に東京ディズニーランドへ行く日と決めている市民も多いはず。
今回は、そんな開港記念日の由来について調べてみようと思います。
横浜開港記念日の由来
もちろん始まりは黒船来航。
1858(安政5)年6月19日に、幕府と初代アメリカ総領事ハリスとの間で「日米修好通商条約」が結ばれ、1年後に神奈川に開港をすることが明記されていました。
しかし、東海道沿いの主要な宿場でのトラブルが予想され、対岸の横浜村を開港場と決め、1859(安政6)年6月2日(新暦7月1日)に横浜港は開港。
その1年後の1860年(万延元)年6月2日に開港1周年を祝ったのが、開港記念日の始まりとされています。
1889(明治22)年に横浜市が施行し、1900(明治42)年には開港50周年の記念式典が開催されました。この時、ハマの2文字をデザインした市の徽章と横浜市歌が制定され、横浜市開港記念会館が建設されました。
現在も横浜市民に親しまれているイベント「横浜開港記念バザー」は、1920(大正9)年から開催されるようになりました。
1953(昭和28)年には、「横浜開港記念みなと祭国際仮装行列(現ザよこはまパレード)」がスタートしています。
横浜開港記念日は、横浜市立の学校が休校に
1959(昭和34)年には開港100年を記念した開港100年祭が開催されました。横浜市立の学校が休校日になったのはこの年からです。
1989(平成元)年には、横浜市制100周年と合わせて、みなとみらい21地区で開港130周年横浜博覧会「YES’89」が開催されました。
2009(平成21)年に開港100周年記念テーマイベントとして開催された「開国・開港Y150」は覚えている方も多いと思います。
また、1981(昭和56)年に「国際デープレ横浜どんたく」が開催され、翌1982(昭和57)年に「第1回横浜どんたく」として始まったイベントが1995(平成7)年より、まちづくりと観光の活性化を図る市民祭に位置づけで「横浜開港祭」に。
以後横浜の夏の到来を告げる大イベントとして、夏先取りの花火大会として市民に親しまれています。
今年は未だ終息がみえない新型コロナウイルスの影響もあり、今まで通りの開校記念日とはいかないと思いますが、来年はみんなで元気にイベントを楽しめることを願うばかりです。
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