クリアファイルを紙素材に!脱プラスチックに一役買う「タトウ」とは?

「クリアファイル」と「脱プラスチック」
こんにちは。営業部のHです!
ここ数年、レジ袋が有料化したり、飲み物を頼んだ時についてくるストローが紙製になったりと、脱プラスチックの流れがどんどん大きくなっていると感じます。
身近なところで考えてみると、資料をまとめて保管する時や提出する時など、仕事をしていると実に多くの場面でクリアファイルを使っています。
もちろん、このクリアファイルもプラスチックです。
クリアファイル自体は非常に使い勝手が良く、皆さんの生活でも欠かせないものになっていると思います。
ですが、世の中は脱プラスチックの流れ…。
脱プラスチックやSDGsに取り組んでいる企業も多く、世間に取り組みの結果を公表していることも少なくありません。
そんな中、
「会社の取り組みとして脱プラスチックを推進している。クリアファイルに代わるものはないだろうか…。」
「会社案内等の資料をクリアファイルに入れてお客さまに渡しているが、同時にSDGsに取り組んでいることもアピールしたい」
といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、クリアファイルの代替品として使える、紙で作られたファイル、「タトウ」をご紹介します!
クリアファイルを紙素材に?環境にやさしい「タトウ」とは
まず「タトウ」という言葉、あまり聞きなれないですよね。
タトウとは、ざっくり言うと「ポケットがついている、二つ折り(例外あり)の紙製ファイル」のことをいいます。
言葉でピンと来なくても、実物を見ると「あぁ、あれか!」と思われる方も多いと思います。
当社の会社案内でタトウを使っているので、お見せしますね。
この資料をまとめるために使っている、外側の白い紙製ファイルが「タトウ」です。
これはタトウの一例であって、実にさまざまな形状・種類のタトウがあります。
実際、タトウの使い道としては、会社案内で使われている企業さまが多い印象です。
そもそもこれがなぜ「タトウ」と呼ばれるようになったのか。
気になったので少し調べてみました。
どうやら、着物などを包む「畳紙(たとうがみ/たとうし)」が語源のようです。
着物などをくるんで保管しておくもの、という意味で「タトウ」と呼ぶようになり、このような書類などの紙を挟む・包む紙製のファイルも「タトウ」と呼ばれるようになったみたいです。
紙製クリアファイル「タトウ」は多種多様!
先ほども少し触れましたが、「タトウ」と言っても、さまざまな形・タイプのタトウがあります。
簡単に代表的なものをご紹介します。
①ポケット貼付けタイプのタトウ
おそらく一番オーソドックスなパターンで、世に多く出ているのがこのタイプです。
ポケット部分を糊付けして仕上げるため、タトウ自体の設計も難しくないのが特徴です。
注意点としては、糊付け部分には印刷ができないので、デザインやデータ作成時に“白”を作る必要があります。
また、糊やテープを使って組み立てるため、厳密に言うと完全な紙製ではない…という点が注意点です。
②ポケット差込タイプのタトウ
スリットを作り、ポケットを差込むことで、糊やテープを使わずに組み立てるタイプです。
当社の会社案内のタトウは、このタイプを採用しています!
↑スリット部分に差し込んで固定しています。
糊付けの手間がないので、①のタイプと比べて工程が1つ少なくて済みます。
また、糊やテープを使わない完全紙製なので、こちらの方が環境にやさしいと言えるかもしれません。
③冊子と融合タイプのタトウ
他にも、冊子の最後のページ(裏表紙の反対側)にポケットがついているタイプもあります。
(写真は、当社の昔の会社案内です。)
使われ方としては、会社案内の冊子にサービス紹介のチラシを数枚入れて、お渡しするような場合が考えられます。
名刺を差し込めるスリットが入っていることも多いですね。
注意点としては、通常の中綴じ冊子などと作る工程が変わってくるので、通常の冊子よりも時間や費用がかかる点です。
あらかじめ、印刷会社に相談してから決めると安心ですね。
以上が、代表的なタトウの3パターンでした!
それぞれメリットや注意点があるので、用途や予算感、納期など、さままざまな要素を考慮して最適なものを選んでください。
ちなみに当社では、タトウのデザイン・設計から、印刷・組み立てまでを一貫して承っています。
もちろん、「どんなタイプのタトウがいいのか」といった点からご提案させていただきます。
脱プラスチック・環境配慮の活動の一環として「タトウ」を作りたいと思った方は、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください!
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