皆さんは4月22日「アースデイ」をご存じでしょうか?
「地球の日」とも訳しますが、いったいどのような日なのか、知らない方も多いと思います。
そこで今回は「アースデイ」について解説します!
この機会にぜひ、地球環境について考えてみてください。
アースデイとは?
アースデイの歴史は、1970年まで遡ります。
学生運動や市民運動が盛んだったこの時代、アメリカ合衆国のひとりの上院議員が環境問題について考える日として、4月22日を「アースデイ」と宣言しました。
学生たちの力を得て、一大イベントとして成功させたのが始まりだそうです。
それから50年あまり。現在では100以上の国々でさまざまなイベントが開催されています。
ちなみに4月22日という日付け自体に特別な意味はなく、むしろ「なんでもない日」を選んで記念日にしたのだそうです。
…と、歴史はわかりましたが、結局何をする日なの?そう思われた方もいらっしゃると思います。
実は、何をするかは、自由なのです。
よく、似た記念日として6月5日の「世界環境デー」(日本では「環境の日」)があげられますが、「世界環境デー」は1972年の「国連人間環境会議」を記念していて、環境破壊の解決や環境保全により強くフォーカスしています。
一方、アースデイは、環境だけでなく「平和」や「人権」などにも幅広く関心を示すニュアンスがあり、良い意味で「ゆるい」、裾野の広い記念日になっています。
基本的なテーマは、「地球にまつわること」。
環境問題というと「地球温暖化」による気候変動が真っ先に思い浮かぶと思います。
もちろん重要な課題ですが、こうした難しい課題を議論するばかりがアースデイの過ごし方ではありません。
例えば、自然に感謝して家族とピクニックに行ってもいいし、この日はガソリンを使わずにサイクリングをしてもいいし、オーガニックワインと地産地消の野菜で夕食を飾ってもいい。
それぞれにできること、関心のある領域で参加できる自由さや多様さが、この記念日の特徴なのです。
とはいえ、さすがに一人ではどうしたらいいかわからないという方は、イベントに参加してみてはいかがでしょうか。
日本でも近年は、確認できるだけで30以上のアースデイイベントが4月22日周辺に全国各地で行われているようです。
私も「アースデイ東京」には何度も足を運んだことがありますし、会社で出展したこともあります。
今年の開催については、ぜひ検索してみてくださいね。
アースデイ×SDGs
アースデイは、地球にまつわる環境、平和、人権、多様性などがテーマになるため、SDGs(国連の持続可能な開発目標)とも親和性が高いと言えます。
実際、2019年にアースデイ東京事務局が「アースデイ東京は『SDGs(エスディージーズ)』すべてのゴールに取り組んでいます!」という記事を出しています。
「サステナブル(持続可能な)」や「エシカル(倫理的な)」というキーワードは、アースデイでは実によく耳にします。
そういえば、私が初めて「エシカル」をいう言葉を知ったのは、10年ほど前のアースデイ東京がきっかけでした。
アースデイ×SDGsな印刷物
さて、ここまでアースデイについて解説してきました。
当社は印刷会社ですから、日ごろから紙を多く取り扱っています。
アースデイをきっかけに、自社の取り組みを少し振り返ってみようと思います。
当社では、印刷で使う紙や資材といったものを、SDGsに貢献できるサステナブルでエシカルなものを使うよう取り組んでいます。
▼【印刷物もサステナブルを選ぶ時代】今だからおさえておきたい「サステナブル・ラベル」
そんな当社で印刷物を作った場合、どのような観点でSDGsに貢献できるのか。
例えば、SDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」。
印刷物に限らず、モノづくりには電力が欠かせませんが、できればサステナブルな発電方式を使いたいですよね。
こうした発電の需要を増やすことは供給の活性化にもつながり、好循環を生むことができます。
当社の工場・事業所の電力は、サステナブルな電力を使っており、そのエネルギーでモノづくりを進めるようにしています。
また、目標15の「陸の豊かさも守ろう」。
FSC®森林認証紙を使えば、持続可能な森林管理の仕組みを育てることができるなど、実に14ものSDGsのゴールに貢献することができます。
FSC認証紙は銘柄(種類)がかなり増えてきたので、認証を持っている印刷会社(もちろん当社も!)に発注すれば、取り入れやすいことも特徴です。
その他、用途はやや限られるかもしれませんが、フェアトレードペーパーである「バナナペーパー」は、なんと17のゴール全てに貢献することができます。
「バナナペーパー」について詳しく紹介している記事もあるので、あわせてご覧ください。
▼【バナナペーパー】フェアトレードな紙のご紹介
いろいろな関わり方ができるアースデイ。
ぜひ今年は、身近なところから「地球」の未来に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
サステナブルな梱包資材も
最後に。ここ数年コロナ禍の影響で、ネット通販などオンラインで商品を買う方が増えてきました。
そうなると、ダンボールや包装紙など、梱包資材が多く使われるようになっています。
そんな中、商品を買ってくださったお客さまに対して、自社の環境に対する取り組みを伝えることは、非常に大切なことになってきていると言えます。
もし、EC(通信販売)やD2Cに取り組んでいる企業さまで、梱包資材や販促ツールにお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社にご相談ください。
サステナブルな資材・環境で製造した印刷物でご支援をさせていただきます。
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