【バナナペーパー】フェアトレードな紙のご紹介

クリエイティブ

「バナナペーパー」という紙をご存知ですか?

皆さんは「バナナペーパー」という紙をご存知でしょうか?

「えっ?あの果物のバナナ?紙になるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです、紙になります。もっとも、実の部分ではありませんし、くんくん嗅いでもバナナの匂いはしませんが…。

今回は、実でも皮でもなく、通常捨ててしまうバナナの茎を再利用して作った印刷用紙、「バナナペーパー」をご紹介します。

※この記事は2019年3月に公開されたものを再編集したものです。

「バナナペーパー」はフェアトレード認証紙

バナナペーパーは、いわゆる「非木材紙」というカテゴリーに入る紙です。

非木材紙とは、「木」ではなく草などの繊維を使って作られる紙のことで、ケナフやバガス、最近では竹を使った「竹紙」なども人気です。変わったところでは象のフンを使った「ぞうさんペーパー」というのもあります。
バナナペーパーもこうした分類に含まれる紙なのですが、「面白いものから紙ができるんだねぇ」というだけではなく、実は、熱い想いがこもった紙なのです。

というのも、バナナペーパーは、非木材紙であるだけでなく、フェアトレード認証紙でもあるのです。

フェアトレードについては、以前のコラム「公平・公正な輸入商品の目印、フェアトレード・ラベル」でもご紹介しました。そのときにご紹介したラベルはFairtrade Internationalの「国際フェアトレード認証ラベル」でしたが、バナナペーパーは、フェアトレードのもうひとつの世界基準、「WFTO – World Fair Trade Organization(世界フェアトレード機関)」の認証を受けた日本で初めてのフェアトレード認証紙なのです。

「バナナペーパー」はなぜ生まれた?

実際のバナナペーパー

バナナペーパーのふるさとは、アフリカのザンビアという国です。
世界遺産に登録されている「ヴィクトリアの滝」が有名で、野性動物が自由に歩きまわる豊かな自然に恵まれた国ですが、貧困が問題になっている国でもあります。平均寿命は55歳。日本では80歳以上ですから、ずいぶん違いがありますが、原因のひとつが貧困です。仕事と収入が足りないのです。貧困により、子どもは学校に行けません。病気になっても病院にも行けません。こうした状況は、人々の暮らしだけでなく、野生動物の密猟や森林の違法伐採など、環境に悪影響を及ぼす行為にも繋がっています。

バナナペーパーは、そんなザンビアでこれまで廃棄されるだけだったバナナの茎から紙を作ることで新たな雇用を生み、子どもに教育を受けさせ、健康な生活を送る助けとなっているのです。ザンビアのバナナの茎の繊維と日本の和紙の技術のコラボにより生まれた、人にも環境にも優しい紙、それがバナナペーパーなのです。

かくいう私の名刺も、バナナペーパーで作られています。名刺交換の際に、バナナのロゴマークを見て「あれっ?」という顔をされたお客さまと、話に花が咲くことがしばしばあります。

「バナナペーパー」はエコなグッドアイディア商品

「でも、バナナの茎って、切っちゃって平気なの?バナナできなくなっちゃわない?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。もともとバナナは、1本の茎から1度しか実が穫れないため、収穫時には茎も切ってしまうのだそうです。そして、切った茎は1年以内に再生し、新しいバナナが育ちます。通常、紙を作るための木は10年以上生育にかかるそうですから、とても効率的かつ有効に資源を使うことができる、グッドアイディアな商品なのです。

そして、世界ではザンビアだけでなく、120ヶ国以上もの国々でバナナを栽培しています。ひょっとしたら世界の未来は、バナナによって救われていくかもしれませんね!

「バナナペーパー」を名刺や印刷物で使ってみたい!と思われた方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。


社会貢献につながる紙は他にもあります!こちらの記事もあわせてお読みください。
*【紙を変えることで社会貢献につながる】ぜひ印刷物で使ってほしい紙3選
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