オオカバマダラ、覚えて欲しい蝶です。

コラム

水なし印刷

1987年、アメリカ。産業廃棄物を下水道に排水する取り締まり強化のための条例「事前処理基準」が制定されました。
そして1992年、バージニア州の環境改善局は、それまで廃液を出していたオフセット印刷において、水を使わずに印刷する水なし版の使用を奨励しました。
その活動はたちまち全米の印刷業者を刺激し、1993年、水なし印刷を啓蒙する団体WPA(Waterless Printing Association)が結成され、水なし印刷のトレードマークがつくられました。そこに使われたのが「オオカバマダラ(Monarch Buttefly)」、別名「王様蝶」という蝶です。

オオカバマダラとは

アメリカ合衆国の国蝶ともなっているこの蝶は、北米の東側半分に分布し、夏の間はカナダの中心部付近で生息し、秋になると3,800kmも離れたメキシコにまで南下するという渡り鳥ならぬ渡り蝶として有名です。
樹木などの減少により生息域が年々少なくなっていて、環境に非常に敏感なため、環境のリトマス試験紙とまで言われています。

バタフライマーク

この蝶のトレードマークがやがて水なし印刷を認証するウォーターレスマーク(バタフライマーク)となり、水なし印刷を採用する印刷会社で刷られた印刷物にオオカバマダラの認証マークの表示が許可されています。

一般社団法人 日本WPAの公式ホームページは下記よりご覧頂けます。
http://www.waterless.jp/

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