【来年は、どうなる?!カレンダーの行方!】カレンダー製作“校正”のポイント

コラム

ステイホームを忠実に守ったゴールデンウィークが過ぎ、私たちに残された道は、オリンピックの延期により取り残された7月の4連休!!あれっ?ちょっと待って…。そろそろ来年のカレンダーの製作に入る時期では?!

皆さまのなかにも、カレンダーの製作に携わる方がいらっしゃると思います。カレンダーは、完璧が当たり前、間違えれば1年間晒し者?!という大変な重責を担う製品です。製作の中で重要となる“校正”について、前準備、見落としがちなポイントなどいくつかご紹介させていただきます。

カレンダーの校正:なぜ、玉チェック?

カレンダーの数字のことを“玉”といいます。月は“月玉”、日付けは“日玉”。カレンダーの校正が玉チェックと言われている所以です。

当社では、玉チェックにダブルチェック、トリプルチェックをかけますが、3人の校正者が参考にするサイトは、「こよみのページ」や「便利.com」など3人が必ず違うものでチェックをかけます。(※これ重要!!)

カレンダーの校正:暦の確認

国立天文台より毎年2月に翌年の“歴要項”が発表されます。“歴要項”には国立天文台で推算した翌年の暦(国民の祝日(※1)、日曜表、二十四節気及び雑節、朔弦望など)が掲載されています。

【令和3(2021)年暦要項の発表】

https://www.nao.ac.jp/news/topics/2020/20200203-rekiyoko.html

【令和3(2021)年暦要項】

https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/

カレンダーの校正に関わるまで、知らなかったこと。ちょっと面白いです。(※1 国民の祝日は、令和2年2月3日時点のものです。)

カレンダーの校正:非常に間違いやすいポイント!

✖:CALENDER、Calender  ⇒ 〇:CALENDAR、Calendar

表紙タイトル カレンダーの英語表記、後ろから二文字目、本当に間違いやすいです!要注意です。

また、1月1日は、「元日」です。「元旦」ではありません。

ちなみに、元旦は、「一」を水平線とみなし地平線・水平線から太陽が登ってくる様から、1月1日の朝や日の出を表す、というのが一般的です。

カレンダーの校正:見逃しやすいチェックポイント

・月曜日の振替休日、土曜日の国民の祝日の色表記

・月初「1日」の前、前月表記で薄くなっている「30日」「31日」の表記

・メインのカレンダー部分以外、上部などに表記されている前月、翌月の小さい表記カレンダー(祝日色表記、「30日」「31日」表記など)

・別シート(ページ)の年間カレンダーや月間カレンダー、前年や翌年のカレンダー(祝日色表記、「30日」「31日」表記など)

 

…やはり、カレンダーの校正は大変ですね。

とはいえ、今一番焦っているのは、来年の夏、オリンピックの開催に伴う祝日の決定です。多分今年と同じかと思いますが、政府はまだまだ、それどころではないですね。

今年も全力でカレンダーを製作します!無事?!完成しましたら、またお知らせいたします!!


こちらの記事もあわせてお読みください!
*【印刷物の校正にも働き方改革!】『自動組版』なんて自分の業務には関係ないって思っていませんか?
*カレンダーの製本方法には、どんなものがある?さまざまなカレンダーをご紹介!
*【事例紹介】ポップアップ年賀状【一年間使える販促カレンダー付き!】

関連記事

関連サービス

お問い合わせ

運営会社

75年以上の歴史をもつ横浜のクリエイティブ制作会社です。印刷物のデザイン・製造はもちろん、動画やWEBサイトの制作、マーケティング支援など、ありとあらゆるお客さまの課題解決に取り組んでいます。

詳しく見る