ノベルティは英語だと意味が異なる?!日本語との違いとは

コラム

ノベルティ

当社は印刷会社なので、お客さまから依頼を受けてさまざまなノベルティグッズを制作しています。

皆さんご存じのように、「ノベルティ」とは宣伝目的で企業が配布する品物を指す言葉です。
広告などのメディアを使わずに、自社の名前、商品名を見込み顧客にアピールする記念品的なものを私たちはノベルティと呼んでいます。

ですが、英語の「Novelty」は、日本語とは違う意味の言葉になるんです。

英語の「Novelty」は、「新しくて珍しいもの」「まだ経験がない興味深いこと」という意味になります。
販促的な意味で「Novelty」は使わず、日本のノベルティのような意味合いの言葉は「Giveaway」や「Promotional Giveaway」を使用します。

では、なぜ日本では、和製英語のようにノベルティという言葉が定着したのでしょうか?
今回は時代を遡って検証してみます。

日本におけるノベルティが持つ意味の変化

日本におけるノベルティグッズの起源は、江戸時代中期に大流行した「引き札」だとされています。
商品の売上を上げるために作られた現在のチラシのようなものですが、有名浮世絵師の作品が刷られていました。

《関連記事》
▼「チラシ」の言い換えって何?リーフレット、ペラ、フライヤー、ビラ…?

【ペラもの印刷物の呼び方の違い】チラシ、ビラ、フライヤー、リーフレット…意味の違いご存知ですか?

江戸時代以降は縁起物や玩具のようにより興味を惹くものに変化していきますが、当然ながらこの頃に英語の「Novelty」が使われるはずがなく、「おまけ(御負け)」「景品」という言葉が使われていたと考えるのが自然です。

では、ノベルティはいつからどんな経緯で使われるようになったのでしょうか。

実は、明治時代には「Novelty」という言葉が伝わっていたようです。
1873(明治6)年にオーストリアのウィーンで開催された万国博覧会を契機に、石膏型の製法が愛知県の瀬戸に伝わり、簡単な二つ割りの型で成型した陶器の人形や置物の製造が盛んになります。

その装飾品の総称が「新しくて珍しいもの」という意味の「ノベルティ」でした。

1914(大正3)年に第一次世界大戦が起こると、ノベルティ最大の生産国であるドイツでの生産が途絶えたため、代わりに白羽の矢が立ったのが瀬戸。
輸出用ノベルティの生産が始まり、「セト・ノベルティ」と呼ばれるようになりました。

日本国内でも福助や招き猫、縁起物、キャラクターものなどがセト・ノベルティの製法で作られ、宣伝を目的とした名入れ玩具のようなものも作られるようになります

やがて時代が昭和に移ると、陶器製だけでなくブリキ製や木製、セルロイド製などのものも続々と登場しました。

では、本題の「現在のように、日本でノベルティが記念品、景品といった意味合いで呼ばれるようになったのはなぜなのか」ですが、実は確かなことはわかりません。

ですが、珍しいものを世に出したいという作り手の思いと、キャラクターグッズを始めとした企業グッズが欲しいという消費者の思いを象徴する言葉が「ノベルティ」だったから、という理由かもしれません。

当社もノベルティを扱う企業として、ノベルティグッズに「新しくて珍しいもの」「渡した相手の心に響くもの」を追求していきたい。改めてそんな風に思いました。

おすすめノベルティグッズ

さて、当社はこれまでさまざまな仕様のノベルティを制作してきました。
最後に当社のノベルティ制作事例をご紹介しますので、気になるものがありましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください!

 お問い合わせ

オリジナルダイアリー

ダイアリー

当社では毎年、オリジナルダイアリーを制作してお客さまにお渡ししています。
印刷会社ならではのこだわりが詰まったダイアリーはお客さまからの評判も良く、「毎年楽しみ」と仰ってくださる方もいるぐらい。

当社のダイアリーをひな形として、貴社オリジナルダイアリーを制作することも可能です!
(詳しくはこちら↓)

▼会社オリジナルのダイアリーを作りませんか?野毛ダイアリーの特長をご紹介!

会社オリジナルのダイアリーを作りませんか?野毛ダイアリーの特長をご紹介!

卓上カレンダー

卓上カレンダー

こちらも毎年オリジナルの卓上カレンダーを制作して、お客さまにお渡ししています。

この卓上カレンダーのこだわりポイントは、干支のペーパークラフトがついてくるところ!
デスクを少し賑やかに、楽しくしてくれます。

環境に優しい紙を使ったりと、エコの観点もバッチリです!

▼卓上カレンダーが販促ツールとしてアツい! 名入れ印刷にも対応のこだわり紙製卓上カレンダー

卓上カレンダーが販促ツールとしてアツい! 名入れ印刷にも対応のこだわり紙製卓上カレンダー

ポップアップカード

ポップアップ年賀状

ノベルティとしてよくご採用いただくのが、ポップアップカード。
飛び出すカードはインパクト抜群、手に取った人の記憶に強く残ることから、企業名や商品名の宣伝に大きな力を発揮します。

これまでの事例の一部はこちらの記事にまとめています!

▼ポップアップカード制作事例を一挙紹介!驚きと感動を届けよう!

ポップアップカード制作事例を一挙紹介!驚きと感動を届けよう!

コースター

コースター

ノベルティとして手軽に作りやすく、配りやすいのがコースターです。

星やハート型などいろいろな形で作ったり、絵柄を変えてみたりすると楽しいかもしれませんね。

▼2021年コースター年賀状をご紹介!

【あけましておめでとうございます!】2021年コースター年賀状をご紹介!


いかがでしたでしょうか?
もちろんここで挙げたもの以外のノベルティのお取り扱いもあります!
ぜひ気お気軽にご連絡ください!

 お問い合わせ

立体工房バナー

コーポレートサイトバナー

関連記事

関連サービス

お問い合わせ

運営会社

75年以上の歴史をもつ横浜のクリエイティブ制作会社です。印刷物のデザイン・製造はもちろん、動画やWEBサイトの制作、マーケティング支援など、ありとあらゆるお客さまの課題解決に取り組んでいます。

詳しく見る