突然ですが、皆さんは「色の心理的効果」を考えたことがありますか?
多くの方がご存知のように、私たちの身の周りにはたくさんの色が溢れています。
自分の身の回りを好きな色で統一するのも勿論いいのですが、配色を考えて生活の中に取り入れると、少しだけ生活が便利になるかもしれません!
例を挙げながら、色の心理的効果をご紹介します!
色彩心理1:暖色と寒色
皆さんは、暖色と寒色という言葉を聞いたことがありますか?
名前の通り、暖色は赤やオレンジ等、暖かさがイメージされる色のことです。
一方で寒色は、水色や青色など、冷たさがイメージされる色のことを指します。
例えばカーテン。
西日が強い部屋にオレンジ色のカーテンをつけたらどうでしょう?より暑さが増しそうですよね…。
反対に、寒色の青色のカーテンをつければ、心理的に暑さが和らいだように感じられるわけです!
同じように、料理のお皿やランチョンマットでは、暖色の方が料理が美味しく感じられるそうです。
逆にダイエット中は、寒色系の小物でまとめ、食欲を軽減させるという方法もあります。
色彩心理2:進出色と後退色
さらに、暖色と寒色は、進出色と後退色という分類にも当てはまるんです。
暖色系の色が進出色で、寒色系の色が後退色です。
同じ位置にある物でも、暖色系の物の方が近くにあるように見えるんです。
これを進出色と言います。
例えば待ち合わせ。
大勢の人でごったがえす場所でも、進出色の小物を身に付けていれば、見つかる可能性が高くなるわけなんです。暖色系の色(進出色)は目立つ色が多いですしね。
待ち合わせの際は、オレンジや黄色系の物を身につけてみるのもいいですね。
色彩心理3:軽い色と重い色
他にも、宅配会社の箱の色にも、色の心理的効果が応用されています。
宅配会社の箱の色を思い出してみると、白色の箱を使っている会社が多いですよね。
これは、白色の箱だと心理的に荷物が軽く感じられ、作業効率があがった実績から、箱の色が白くなったと言われています。
いつも通勤・通学で使っているカバンも、白色に変えれば、帰り道の疲れ具合が変わるかも?しれません!
身の周りの配色を少し工夫するだけで、生活がより豊かになったり、暮らしやすくなったりするのは面白いですね。
皆さんも様々な配色を楽しんでみてください!