
人々の想いがこめられた「平和折り鶴再生紙」
「平和折り鶴再生紙」をご存じですか。
折鶴というと、奴さん・紙飛行機・兜・風船あたりと並んで折り紙の基本、というイメージです。
日本の折り紙は、もともと和紙を丁寧に折ってものを包んで渡す礼法のひとつ・折紙礼法または折形(おりがた)礼法から始まっているとか。和紙が安価に広まった江戸時代から、今の遊戯用の折り紙遊びが発展・普及したそうです。折鶴が文献にはっきり表記されているのも江戸時代、1700年頃。
折鶴を千羽作って糸で束ねた千羽鶴には、幸福祈願・災害慰安・病気平癒・長寿を祈る意味が込められます。広島への原爆投下による原爆症で亡くなった佐々木禎子さんが、病気の快復を祈って作ったことは英語圏でも紹介され、広く知られています。
広島記念公園には平和への願いと祈りを込めて世界中から千羽鶴が届きます。アメリカのオバマ大統領(当時)が訪日の際、こちらを訪れて折鶴を納めたことも記憶に新しいです。
その折鶴が、年間税金一億円をかけて焼却処分され、人々の気持ちが行き場のないまま燃やされてしまう、という現状があります。
そこで、回収した折り鶴を再生紙として甦らせる「平和折り鶴再生紙」が生まれました。
「平和折り鶴再生紙」の収益金の一部は、平和貢献事業に寄付されています。
「平和折り鶴再生紙」を使って印刷会社ができること
再生紙なので紙には少し色がつき、折紙の派手な色や金銀のかけらがちらほら入っています。少しクリームがかった紙の色は優しく、あちこち入った赤やピンクの鮮やかな色も可愛い感じです。このような紙の質を活かしてメモパッドを作ったこともあります。
当社の営業担当者は、夏が近づくとこちらの紙を使った名刺をよくお配りしています。裏面にはこの企画を紹介したロゴと文言が入っています。
「平和折り鶴再生紙」を印刷物、お仕事で使われたい方は、こちらからお問合せください。