【8/12は配布の日】ポスティングというマーケティング手法を考察!

コラム

ポストイメージ

8月12日は「配布の日」

当サイトでもたびたび取り上げていますが、さまざまな記念日に多いのが日付の語呂合わせ。

ほとんど知られていませんが、その語呂合わせが活きた記念日に、8月12日を「は(8)い(1)ふ(2)」と読ませた「配布の日」があります。

マーケティング手法の一種「ポスティング」を行う企業の団体、日本広告配布事業協会(JADA)によって制定されました。
広告・宣伝における配布の役割をPRし、業界の活性化を図ることを目的としているとのことです。

日本におけるポスティング

さて、今回はそんな「配布の日」にちなんで、「ポスティング」について解説していこうと思います。

「ポスティング」は、英語の「Posting」の意味とは異なる、和製の業界用語。
広告・宣伝を目的として、広告物を住居や事業所の郵便受けへダイレクトに投函する行為を表しています。

1枚単位のチラシやビラ以外に、地域の広報誌やメニュー、パンフレット、試供品など、郵便受けに入るものなら配布が可能です。
商業目的だけでなく、選挙公報や周辺工事のお知らせなど、公共性を有する広報なども含まれます。

比較的低コストであること、限定したエリアやターゲット層に合わせて配布ができることが特徴。
郵便受けに届いたものは一通り目を通す傾向もあるとのことで、配布物を手にとってもらえるメリットもあります。

デメリットとしては、配布が人海戦術であるため、1日の配布部数に限りがあること、配布時に天候の影響を受けやすいことなどが挙げられています。

一方、海外のポスティングは…

海外ポスティングイメージ

海外のポスティングについて調べてみると、日本の状況とは異なるようです。
アメリカなどでは、ビニール袋に入った配布物を、新聞配達員が新聞購読者とは関係なく各住戸のポストに投函する手法が存在しています。

同様に、郵便配達員が広告物を投函するケースもあるようです。
宛名は未記入のまま、住所や住居番号が記された広告物がダイレクトメールのようにポストに配布される、という手法も採用されているようです。

ポスティング普及の過程

日本のポスティングの起源としてよく伝えられているのは、江戸時代の引札(チラシの古称)の話。

1673(延宝元)年、伊勢松阪の豪商、三井高利が江戸で開業した呉服店「越後屋(現・三越)」が「現金掛け値なし」の謳い文句で引札を配布。
江戸の繁盛店にのぼり詰めたといわれています。

もちろん、この時代に引札を配布する業者がいたかどうかは定かではなく、ポスティング業の始まりも1970年代以降ではないかという程度で、明確な情報はありません。

ただ、筆者は学生時代、決められたエリアの各住居に歯磨きの試供品を配布する、ポスティングの先駆けのような仕事をアルバイトで経験しました。

当時はまだ集合住宅以外は郵便受けの存在が少ない時代。
訪問した家に郵便受けがない場合は玄関前で在宅を確認し、説明して配布するという手間のかかる難易度の高い仕事でした。

ポスティングは、住宅の郵便受けの普及とともに成り立ってきた手法であることを改めて認識できます。

▼「引札」やチラシに関する歴史は、こちらで詳しく解説!

【ペラもの印刷物の呼び方の違い】チラシ、ビラ、フライヤー、リーフレット…意味の違いご存知ですか?


以上、ポスティングについての歴史を振り返ってみましたが、いかがでしょうか?

ちなみに当社は印刷会社ですが、ポスティングのご相談も承っています。

ポスティングに限らず、売りたいサービスやお悩みの内容によって、効果の出る販促手法を考えてご提案させていただきますので、販促や集客にお困りの企業さまがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

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