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こんにちは、加工課のKです。
株式会社野毛印刷社の製造現場である、福浦工場の2階に鎮座する大きな機械。
それは、昨年4月に導入された最新設備「カッティングプロッター」です。
今回は、カッティングプロッターと、それを活用して制作した事例をご紹介します。
カッティングプロッターとは
もともと「プロッター」とは、ペンプロッターと呼ばれる、線データを大きな用紙等に書き起こす機械のことを指し、主に設計図の作成などに用いられていました。
そこから発展し、さまざまな素材をカットできる「カッティングプロッター」が誕生しました。
当社のカッティングプロッターは、紙や段ボールはもちろん、厚さ1.6cmの積層ボードまでカットすることができます。
従来も小型のカッティングプロッターを使用してカードの切り抜き加工などを行っていましたが、新たに大型を導入したことで、什器や箱などの大きなものも制作できるようになりました。
最近では、イベントで使用するパズルやゲート型什器など、ユニークな製品の制作にも携わらせていただきました。
さて、ここからはカッティングプロッターを活用した制作事例をいくつかご紹介します。
カッティングプロッターによる制作事例
アネスト岩田株式会社さま「展示会什器」
アネスト岩田株式会社さまの展示会什器をカッティングプロッターを用いて制作しました。
「リボード」という素材を使用しています。リボードは紙でありながら非常に耐久性が高く、人が乗っても壊れないほど頑丈な素材です。厚さ2cm近いリボードも、カッティングプロッターならスムーズにカットできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
カッティングプロッターがあれば、展示スペースや用途にあわせて、オリジナル什器を制作することが可能です。
リボードで作る什器
リボードは白色もあります。
カッティングプロッターでさまざまな形状にカットし、ツリー型やイス型など、自由にデザインできるのがリボード什器の魅力です。
段ボールで作るオブジェ・装飾
カッティングプロッターを使えば、段ボールでこのようなオブジェや飾り物を制作することができます。
こちらは、当社が販売するペーパークラフト「水族館編」の、イルカとペンギンを巨大化したものです。500mlのペットボトルと比較すると、大きさがお分かりいただけるかと思います。
実験的に制作したもので商品化はしていませんが、段ボールならではの温かみのあるものができました。
型抜き加工で広がる印刷物の可能性
今回ご紹介したのはほんの一例です。
今後はオリジナル設計にも力を入れ、什器・パッケージ・ノベルティなど、多彩な商品を生み出していきたいと考えています。
また、型抜き加工は、部数や仕様によって、カッティングプロッターと型抜き機の使用を使い分けています。カッティングプロッターに限らず、型抜き加工を施した印刷物は見ごたえがあり、人の目を惹きつけます。その他の型抜き加工の事例もあわせてご覧ください。
什器や箱、立体的な印刷物の制作をご検討の際は、ぜひ野毛印刷へご相談ください。
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