エンボス加工とは
こんにちは。デジタルプリントサービスのスズキです!
皆さんは、印刷物の加工のひとつである、「エンボス加工」という加工方法をご存知でしょうか?
紙を凹版と凸版で挟み、圧をかけて文字やイラストを浮き出させる加工のことです。
仕上がりに立体感を持たせ、見た目や手触りで高級感を演出する効果があります。
また、デザイン効果以外に、実用的なところでは点字や上等なトイレットペーパーなどもエンボス加工にあたります。
反対に、凹ます加工のことをデボス加工と言ったりします。
こちらの記事でも詳しく「エンボス加工」について解説しています。あわせてお読みください。
〈関連記事:凸と凹で施す「エンボス」は 平らな紙を立体的にみせるマジック〉
エンボス加工の事例
エンボス加工は、名刺に載せる会社のロゴや、グリーティングカード、POP、タトウなどによく用いられます。
印刷や箔押しをした後にエンボス加工を施すことで、印刷物をインパクトある仕上がりにすることができます。
ただし、異なる機械に用紙を2回通すことになるので、多少絵柄のズレが生じる可能性があり、デザインに注意を払う必要があります。また、浮き上がらせた分裏面は凹むので、そのあたりもデザイン上注意が必要になってきます。
使用する用紙は、「アラベール」「NTラシャ」「パチカ」あたりがおすすめです。
実際に、当社で制作した印刷物に「エンボス加工」を施した事例はこちらです。
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エンボス紙をご存知ですか?
印刷用の用紙の中には、紙の表面がデコボコしている「エンボス紙」というものがあります。
紙を抄くときに、ロール状の金型で模様を施した紙がエンボス紙と呼ばれます。
「レザック」が代表的な銘柄で、番号によって模様が異なります。レザック66はカーフ(仔牛皮)風、レザック75はキッド(子山羊皮)風、レザック80ツムギは伝統織物の八丈紬の風合いを表現した紙だったりします。
他にも、「OKゴールデンリバー」や「NTストライプ」など銘柄は豊富で、カラーバリエーションが多いのも特徴です。
印刷物にちょっと高級感をもたせたいとお考えのときは、エンボス加工やエンボス紙をご検討してみてはいかがでしょうか?
少しでもご興味がございましたら、お気軽にお問合せください。