【周年事業で企業価値向上を】株式会社三英社製作所様「80周年記念誌」

実績・事例 / 印刷物

こんにちは!タナカトシキです。

先月、約半年間かけて制作してきた大作、株式会社三英社製作所さまの80周年記念誌が無事に完成し、お客さまに大変喜んでいただきました。今日はそのお話をします!

周年事業で企業価値の向上を

昨年の5月に当社で初めて出展した「働き方改革EXPO」。そこでご案内していた『周年事業サービス』にご興味をもっていただいたことがきっかけでした。

私たちの考えは、周年という節目を一過性のものにせず、周年事業を通じて企業価値を向上させるチャンスにする、というものです。そのために必要なツールの作成やブランディング構築をお手伝いするというサービスを展示会ではご案内していました。

展示会でお会いした時点で、三英社製作所さまは2020年3月に80周年を迎えるにあたり記念誌を作成することが決まっていました。当社の考え方に共感していただき、記念誌の制作をお任せいただくことになりました。

その上でお客さまから、記憶に残る記念誌にしたい。どのように記憶に残すかという観点から外見」と「中身」を工夫する。というご要望をいただきました。

そのご要望から提案を繰り返し、記念誌のコンセプトを固めていき、ご担当の経営管理部の皆さまとともに、半年かけて取材・撮影・制作・印刷・加工を経て80周年記念誌を作り上げていきました!

ここからは、中身と外見に分けて詳しく解説していきます!

記憶に残る記念誌:「中身」の工夫について

構成案はお客様の案をベースに固めていきました。最終的に、社名の三英社製作所の6つの漢字を使用してキーワード化し、6つのコンテンツで記念誌を構成するという企画となりました。

具体的な内容は以下の通りです。

●「」つの時代を駆け抜けて…年表形式で80年の歴史をたどる
※三つの時代とは昭和・平成・令和のことです。
●「」断…当事者のコメントを交え、過去の命運をかけた英断のエピソード
●「」員の声…今働いている人たちに、会社の将来はもちろん、自分の理想とする将来像を語ってもらう
●代表的な「」品…今まで開発してきた製品の紹介
●物「」り…現場で撮影した写真集、アルバム形式で見せる
●場「」…創業してからずっと同じ場所で80年を迎えたことに触れつつ、受け継がれてきたものの大きさを社長メッセージで伝える

記念誌のコンテンツを考える際の大事なポイントは、『誰に何をどのように伝えるか』

今回は、従業員の方にのみ配布する記念誌とのことだったので、従業員に向けたメッセージとして、社名をもとに構成して読み始めるハードルを下げたり、今の働いている方のコメントや写真を多く載せたりして、読んでもらうための工夫を凝らしました。

ここまでコンテンツが決まれば、あとは取材や撮影、過去の資料から原稿を作るなど、お客さまと当社で役割分担をし、コンテンツ作りを進めていきました!
実際に記念誌に掲載されている写真や、社長様・社員の方のコメントは全て当社にて取材や撮影しているものです。

記憶に残る記念誌:「外見」の工夫について

ここからは「外見」でもある、記念誌のデザインや仕様について、デザイナーのちゃんくぎが解説します!


こんにちは、デザイナーのちゃんくぎです!
記念誌のスリーブは、お客様のアイデアをもとに、三英社製作所さまの主力製品でもある「地中線用配電機器」を模した形状に。グロスPPでツヤのある塗装を、エンボス加工で扉の凹凸を再現するなど、できるだけ本物に近づけました。

また、表面がツヤツヤになった分、ロゴの箔押しはマットにし、上品さが残るようにバランスをとりました。

スリーブを開けると、中には実際の機器の内部写真が。上にB5の冊子が一冊、下にハガキサイズの冊子が一冊の合計2冊がセットされています。

B5の冊子が記念誌の本体、小さな冊子は本体に入りきらなかったカットを集めた写真集に。ここではお見せできませんが、社員の皆さんの素敵な笑顔や、真剣な表情の写真が多数掲載されています。

三英社製作所様には若手から大ベテランまで、様々な世代の社員の方がいらっしゃるため、ページは白地にコーポレートカラーであるブルーを用いた、飽きのこないシンプルなデザインにまとめました。

さらに、製品以外のイメージカットにはブルー系のフィルターをかけ、現場で働く方々の渋みや格好良さが引き立つように加工。冊子のざらっとした質感と相まって、味わいのある雰囲気になりました。

全体的に紙や加工の素材感を活かし、デザインも抑えたものでまとめることにより、三英社製作所様の職人気質な面やこれまでの歴史が伝わる仕上がりになっています。

以上のように、中身も外見も工夫し作成したことで、何度でも見たいと思うような「記憶に残る記念誌」を作りたいというご要望に応えられたのではないかと思います!


記念誌を作る理由はさまざまです。私が担当している他の企業の社長さまからは、「事業継承しなければならない中で、過去を知っている社員が非常に少なくなってきている。過去の歴史を残していかないと次世代に継承できないのではないか」といった課題を持たれており、何か残せるカタチを残す=記念誌を作る というご相談もありました。

後世にカタチとして残すことは大切なこと。私たちが思いの伝わる記念誌づくりをサポートします!気になる方はぜひお問い合わせください!

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