パワポのフォント選び!見やすくするコツをデザイナーが解説

クリエイティブ / デザイン

こんにちは。デザイナーのコジマです。
今回は「パワーポイント(以下:パワポ)のデザイン」についてお話します。

パワポはWord、Excelと並んでOffice系ソフトの代表格です。誰でも使えるツールとして広く普及しています。
しかし、デザイン性に関してはどうでしょうか?「読みにくい」「デザインがよくない」と感じている方は多いのではないでしょうか。

実際に当社でも、お客さまから「パワポのデザインできませんか?」といったご相談をいただき、デザインをさせていただくことがあります。

そこで今回は、誰でもできる「パワポを見やすくするコツ」を3つご紹介します。
「おすすめフォント」「色使い」「レイアウト」について解説するので、ぜひ最後までご覧ください!

パワポのおすすめフォント

パワポを見やすくするには、まずは「美しいフォント」を選びましょう。
基本的に「明朝体」より「ゴシック体」が読みやすいとされています。

使うフォントは、タイトルと本文の2種類に絞りましょう。フォントを使いすぎるとデザインの統一感がなくなってしまいます。

また、パワポの見た目を損なう原因として「フォントの文字ズレ」が挙げられます。送られてきたパワポを開いたら文字がズレていた…なんて経験はありませんか?
これは、PCにそのフォントがインストールされていないために起こる現象です。このズレを防ぐために、PCに「標準」でインストールされているフォントを選ぶことが重要です。

ここで私のおすすめフォントをご紹介します。

おすすめフォント【Windows環境】

パワポのオススメフォント(windows環境)

・メイリオ…Windows Vista以降に搭載されている、POPな印象のフォントです。
・游ゴシック(Windows 8.1以上)…落ち着いた印象があり、おすすめです。

 

おすすめフォント【Mac環境】

パワポのオススメフォント(Mac環境)

・ヒラギノ角ゴシック…非常に美しいフォントで、デザイナーもよく使用しています。

どれも読みやすく美しいフォントなので、パワポで資料を作るときは、ぜひこれらのフォントを使ってみてください。

パワポは色使いに注意

パワポを見やすくするコツの2つ目は、「色使いにルールを設ける」です。
色は基本的に黒(文字)+メインカラー、サブカラーの3色に絞りましょう。

あれもこれもと色を使いたくなりますが、結果的にごちゃごちゃしたデザインになってしまいます。白地(余白)を大きく残し、色は必要最低限にすると美しいデザインになります。

※パワポはオリジナルのカラーパレットも設定できるので、非常に便利です。

▼パワポの色使いの例

パワポの色使いの比較画像

色使いは全体の印象を大きく左右するので、ぜひ気を付けてみてください。

パワポはパーツを揃える

パワポを見やすくするコツの3つ目は「パーツを揃える」です。

紙面にはタイトル、見出し、本文、グラフ、写真などのさまざまな要素が混在します。
なんとなく配置しただけだと読みづらい仕上がりになってしまいますが、パーツの天地左右を揃えるだけで格段に読みやすくなります。

▼パーツを揃えたパワポの例

パワポのレイアウトの比較画像

パワポはパーツを配置しようとすると、端をあわせるためのガイドの線が出てくるので、それを意識して作ってみてください。

 


ちょっとしたコツでパワポのデザインは美しくなります。
今回はすぐに取り入れられる改善点をお伝えしましたが、当社ではデザイナーによるパワポデザインのお仕事も承っています。

「自社のパワポが垢抜けない…」
「営業が提案で使うパワポをきれいに見せたい…」

など、パワポのデザインで困っている企業さまがいらっしゃいましたら、ぜひ当社までご連絡ください!

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マモリン(仮)

きれいな所でしか住めないマリモの妖精。
マモリンという名前だが
社内でもあまり浸透しておらず、
名前の後ろに(仮)を付けられている。

印刷や環境のことについては博識で、
さまざまな『ヒラメキ』を人々に与えてくれる。

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