こんにちは。印刷課のオグラです。
人の手から人の手に渡る印刷物。
このご時世ですから、直接手で触れるものには敏感になりますよね。
皆さんは、「抗ウイルスニス」という印刷物に使用するニスがあることをご存じでしょうか?
当社では、実際に一部の印刷物に抗ウイルスニスを使用しています。
今回は、その抗ウイルスニスについてご紹介します。
人の手に渡る印刷物。抗ウイルスニスで安心を
2021年12月現在、新型コロナウイルスの感染拡大が少し落ち着いてきたとは言え、まだまだ油断は禁物です。
マスクの着用や手指の消毒だけでなく、ドアノブ、テーブルなどさまざまな場面・場所でアルコール消毒をしていますよね。
しかし、人が直に手を振れる印刷物はどうでしょうか?
印刷物にアルコール消毒をしたら、びちょびちょに濡れてしまってできません。
私自身、結構人から手渡されるものって触りたくないと思ってしまうんですよね。
しかし、そんな不安を和らげてくれるアイテムがあります。
それが「抗ウイルスニス」です。
当社の印刷物で採用している抗ウイルスニスの特徴
当社では毎月「ハマコミ」というニュースレターをお客さまにお送りしています。
「お客さまに安心して手に取っていただきたい」
そんな思いから、当社では「ハマコミ」に抗ウイルスニスを使用して印刷しています。
当社が使用しているのは、SIAAマークを取得している抗ウイルスニスです。
SIAA(抗菌製品技術協議会)とは、適正で安心できる抗菌加工製品の普及を目的とし、抗菌剤・抗菌加工製品のメーカー、試験機関が集まってできた団体です。
業界だけでなく、消費者代表、専門家および行政などの幅広い意見を聞きながら、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、かつそのルールに適合した製品の安心のシンボルSIAAマーク表示を認めています。
引用元:「SIAAとは」SIAA for KOHKIN
そんな抗ウイルスニスの特徴としては、
・抗菌と抗ウイルスの両方に効果がある。
・仕組みとして、印刷表面を一時的に強アルカリにすることで、抗菌性を発現。
(PH領域12以上で、細菌・ウイルスが生存できないため)
・環境に負荷の少ない天然素材ホタテの貝殻由来を使用。
などが挙げられます。
こちらの写真では、PH試験紙、PH計によるニスの測定値や、簡易的な試験紙による目視確認で、ニスの抗菌・抗ウイルス効果を確認することができました。
抗ウイルスニスはどんな素材に使える?
当然、通常の印刷物を製造する際に抗ウイルスニスを使うことが可能です。
それだけでなく、PET素材やシール素材など、さまざまな素材に使用することができます。
ニスはほぼ無色なため、デザインに大きな影響もありません。
(多少の色の変化はありますので、一度色校正をおすすめいたします)
これまで作ってきた印刷物のイメージを損なうことなく、抗菌・抗ウイルス効果を新たにプラスオンできるので、お客さまに安心して印刷物やシールなどの販促ツールをお渡しすることができますね。
〈こんな製品・シーンにおすすめ〉
・不特定多数の方に配る販促ツール(印刷物やシール)
・複数人で回覧したり使い回すような印刷物
・渡す相手に安心感を感じてもらいたいとき
「抗ウイルスニスを使った印刷物を作ってみたい」とお考えの方は、ぜひこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お待ちしております!
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