校正紙に修正指示を書くことを『赤字を書く』と言われますが、校正に関わっている皆さん、「ここを、こうして、ああして、こうしたら、この記事が上手く紙面に追加できそうなんだよなぁ。」と思っても、「でも、これって、どう赤字書けばいいんだ…」と途方に暮れたことはありませんか?
実は、私も印刷会社に入社する前、印刷を発注する立場に居たことがあるのですが、「こうしたい!」という思いがあるのに、「でも、なんかうまく書けない。ここは直接、印刷会社の人に話さないと意味分かんないだろうな…」と思ったことがあります。
今回は、そんな迷える皆様に赤字の書き方のコツとポイントをご紹介します!
実は校正記号は書かなくても良い!?
印刷物の発注者になった途端、先輩から一生懸命、『校正記号』を習って覚えた方もいるのでは?(わたしはそうでした。)
実は印刷会社にとって大切なのは『正しい校正記号の書かれた校正紙』よりも『どう修正したいかの意思が伝わる校正紙』が大切なのです。
校正記号を書いて指示をしようと思う余り、校正記号の使い方を間違ってしまうとあなたの思っている仕上がりと違うものが出来てしまいます。校正記号に慣れていないのであれば、「ここの文字をこう変えたい」というような文言を書いて頂ければOK!
『どうして修正して欲しいか』理由を書いておくとトクをする!?
ただ「この写真大きく」と赤字を書くよりも「このページの中でこの写真が綺麗だから、目立たせたい。大きくして目立たせる。」というように『大きくしたい理由』を書くとトクをすることがあるかもしれません
例えば、弊社ではお客様が『どんな完成形を目指しているか』を伺うことで、「この写真を目立たせるなら、大きくするだけでなく、色合いを写真にあわせて変えよう」というような提案もさせて頂いています。
場合によっては、あなたが思っている以上の修正を印刷会社がしてくれるかもしれません。