
こんにちは。営業部のHです。
本日のお題は「平台印刷」と「輪転印刷」の違い。
印刷物を製造する機械は大きく分けてこの2種類があるのですが、皆さんはその違いをご存じでしょうか?
実は、作る印刷物の仕様や部数によって印刷会社は使い分けています。
今回はその違いや特徴をご紹介します!
平台印刷とは
「平台印刷」とは、読んで字の如し「平らな台に紙をのせて印刷する方式」のことを言います。
「菊判」や「4/6判」といったサイズにカットされた紙で印刷をしています。
そのため、平台印刷機を「枚葉機(まいようき)」という呼び方をすることもあります。
平台印刷に対応した紙の種類も豊富なため、小・中ロットの印刷物や風合いのある用紙、高品質な印刷物を作りたい時は平台印刷が向いています。
後加工の型抜きや、さまざまな表面加工にも適しているため、輪転印刷より幅広い印刷物の製造に対応していると言えます。
ちなみに、当社の福浦工場の紹介動画では、平台印刷機を操作する様子も映っています。
ぜひご覧ください。
▼【一眼レフとドローン撮影で表現力のある動画に】福浦工場紹介動画ができました!
輪転印刷とは
一方の「輪転印刷」は、トイレットペーパーを巨大化したような「ロール状」の用紙を使うことが大きな特徴です。
その直径は約90cmから1m、重量も約600㎏超、1本のロール紙を解くとおおよそ9キロメートルもの長さになります。
輪転印刷工場での、このロール状の用紙が倉庫に積み上げられた様子は壮観で圧倒されます。
輪転印刷は、新聞や新聞に折り込まれているチラシなど、数十万部から数百万部もの大量の印刷物を製造する際に用います。
しかも、印刷時に高熱のドライヤーで紙面のインキを強制乾燥させたり、インラインで断裁・折りまで行えるため、大量の印刷物を短納期で製造することができます。
ただし、紙の形態がロール状という制約もあり、比較的薄手の紙での印刷になります。
紙が少し厚めのものになると、大量部数でも輪転印刷では対応できない場合がありますし、ファンシーペーパーのような材質感を感じることのできる「風合い」のある用紙は、ロール状の用紙として作られていない場合が多いので、注意が必要です。
こうやってみると、自分が作りたい印刷物の仕様や部数によって、平台印刷がいいのか輪転印刷がいいのか、考えることができますね!
いかがでしたでしょうか?
今回は平台印刷と輪転印刷の違いや特徴について解説しました。
当社も含め、多くの場合は印刷会社が仕様や部数から判断して、どちらの印刷機で印刷するかを決めています。
そのため、皆さんが覚える必要はないかもしれませんが、「できること/できないこと」を覚えておくと、印刷物を作るのがスムーズにいくかもしれませんね。
他にも、さまざまな違いや向き・不向きの仕様がありますので、印刷物でお困り事のある、企業の販促・集客担当者さまはぜひご連絡ください!
ご要望に応じて、適切な仕様を提案させていただきます!
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