IGAS2018に行ってみた

コラム

突然ですが皆さん、IGASは行かれましたか!?
って、突然すみません。

業務で印刷に関わっている方でも、知らない方も多いかもしれませんが、IGAS(アイガスと読みます)とはInternational Graphic Arts Show の略称で国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展というのが日本正式名称です。
プリプレス、プリメディア、印刷、製本、紙工、ラベル、パッケージング、クロスメディア関連の最新機材・技術・サービスを一堂に会した国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展で、3年に一度開催されます。PRINT(米・シカゴ)、IPEX(英・ロンドン)、IGAS(東京)、drupa(独・デュッセルドルフ)という世界4大印刷機材展の一つなのです。
さて、そんなIGASに行った私が簡単にレポートさせていただきます。

入り口はこんな感じです。

さすが印刷機器の展示会だけあって、カラフルですね!!
さて会場ですが、本当にたくさんのメーカーが出展しており、全てを紹介するのは不可能です(笑)。
なので、私の独断と偏見で、気になったものだけチョイスしてお伝えします。

KOMORIさんのブース

本展示会で一番大きなブースだったKOMORIさんの一角。
なんと、日本のお札は全てKOMORIさんの機械で刷られているのだとか・・・。
印刷会社に勤めて数年…知らなかったです。

こちらはCADのソフト。
複雑なパッケージの展開図を作成して、絵柄も展開図にあてはめると自動的に組み立てられた3D画像がPDFで作成されて驚きました!最先端の会社では、ホワイトダミーではなくて、もはやデータでプロトタイプを提案するのだとか・・・便利ですね。

RICHOさんのブース

RICHOさんのブースで見た、きれいなパッケージディスプレイ結婚式のテーブルに置くのを想定しているとのこと。
本展示会では、印刷の後加工でさまざまなディスプレイが展示されているのが印象的でした。
野毛印刷でも秋に新しいカッティングプロッターが導入されていますので、これまで以上に幅広い店舗装飾を提案できると思います!!

HPさんのブース

さて最後はHPさんのブース。
相変わらずIndigoの美しさを横目に見ながら歩いていると…こんな大きな看板が!!

「紙、復活」
なんとも頼もしいタイトルです!!
当社は富士ゼロックスさんにいつもお世話になっておりますが、同じ印刷を生業としている者同士、気持ちはいっしょなんですねぇ~。

最後に

今回の展示会では印刷前のデータ加工について出展している企業も多くありました。
が、どこの人と話をしても必ず行き着くことがあります。それは「何を目的として印刷物を作るか??」ということです。
ビッグデータを基にさまざまなセグメントに分け、パーソナライズされた綿密なカスタマージャーニーを描きたい…。
ただ、そのために必要なのは目的とゴールです。
改めて印刷物は作ることが目的ではないと認識したIGAS2018でした。

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