6月5日国立国会図書館開館70周年ところで国立国会図書館ってどう使う?

コラム

かなり前、調べたいことがあって1度だけ利用したことがありますが、最近は行く機会がなかった「国立国会図書館」。今年6月5日に開館70周年を迎えるそうです。
1948(昭和23)年6月5日に、国会議員の調査研究をサポートするため、国会に属する図書館として設置されました。
最初は旧赤坂離宮(現迎賓館)を仮庁舎に開館し、現在地の永田町に1961(昭和36)年に本館、1986(昭和61)年に新館が完成。
後に上野に開館した「国際子ども図書館」、京都に開館した「関西館」と合わせて、3つの施設が機能を分担して、サービスを行っているため、本館は「国立国会図書館東京本館」という名称が付けられています。

どんなことで利用できる?

国立国会図書館は、国会議員などを対象とした「国会に対するサービス」の他に、「行政・司法に対するサービス」と「国民に対するサービス」、「資料の収集・保存」、「目録・書誌・索引の作成と提供」、「国内、国際合わせた図書館協力」などを行っています。
私たちが国立国会図書館で利用できるのは、「国民に対するサービス」ということになります。
図書館の所蔵資料の大部分は書庫に納められていて、登録者は閲覧できます。個人に対する貸出しは行っていませんが、近くの公共図書館や大学図書館などを通じて図書館間貸出しサービスを利用することができます。
70年の間に、収集される資料や情報の範囲は大きく変わって、一般的な図書、雑誌、新聞から電子媒体、さらにはオンライン資料、ウェブサイトと、開館当時は想像もできなかったものも集まるようになったそうです。

国立国会図書館の利用方法は?

国立国会図書館の利用資格は満18歳以上。子どもを同伴しての入館はできません。
休館日は日曜、祝日、年末年始、第3水曜日。開館時間は平日午前9時30分~午後7時、土曜日は午前9時30分~午後5時、他に利用者登録や、資料請求、即日複写、後日郵送複写などの受付時間がそれぞれありますので、利用の際は時間を細かく確認する必要があります。
初めて利用する際には利用者登録(免許証や保険証などの本人確認書類が必要)が必要です。新館に入館してすぐの場所に利用者登録カウンターがあります。登録者は本館・新館とも入退館カウンターで当日利用カードを受け取って入館します。
少し面倒ですが、その際B5サイズ以上の袋物など館内に持ち込めないものはコインロッカー(100円入れて使用後に返却)に預ける必要があります。

国立国会図書館 蔵書検索・サーチ

国立国会図書館は、書店で販売されている書籍はもちろん、大学教授が執筆したようなものなど専門性の高いレポートなどを検索することができます。目的の書籍などを探したい場合は、インターネットの「NDL ONLINE(国立国会図書館オンライン)」などでキーワード検索をされるとよいでしょう。
もちろん、出版した書籍など私にはありませんが、以前そのNDL ONLINEでエゴリサーチしたところ、昔の自作曲のレコードや楽譜がレコード会社や音楽出版社を通じて収集されているようで、感激した記憶があります。

ちなみに、最少で15部頒布されたことを基準に、自費出版の本なども納本できるようですので、自分史などを作られる際は、納本制度も念頭に置いてみてはいかがでしょうか。
特定非営利活動法人 日本自費出版ネットワークの会員企業である当社では、個人出版の仕事もお受けしています。ご希望のお客さまはお気軽にこちらよりご相談ください。

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