マーケティングカンファレンス2018に行ってきた(前編)

コラム

こんにちは。
プリントセンターのWです。

実は私、デジタル印刷の普及にはマーケティング的な知識が必要かと思い、マーケティング学会という団体に参加しております。そんなマーケティング学会の年に1回の祭典「マーケティングカンファレンス2018」に行ってきましたのでレポートいたします!!
場所は早稲田大学。
マーケティング学会に参加していると、大学に訪れる機会が増えます!
社会人になってからはめっきり行くことはなかったのですが、久しぶりに行くと新鮮な気持ちになりますね。

朝はコーヒーとサンドイッチがもらえます。
会社に行くよりも早起きをして勉強しに行くという、なんとも不思議な状況で、学生時代の私が見たらビックリして気絶するでしょう(笑)。

1限目はオムニチャネル研究会

1年を通してこの研究会にはできるだけ参加しています。
オムニチャネルというと、ずいぶん前から言葉としては存在していましたが、なかなかシステムとしてうまくいっている事例は多くありませんでした。が、近年のデジタルマーケティングテクノロジーの進化によって、多くの場所でオムニチャネルが浸透してきたと実感します。有名な例でいうとAmazonの「Amazon Go」ではないでしょうか??
ネットとリアルを自由に行き来する消費者行動が当たり前の現代では、どちらの店舗においてもシームレスに買い物ができるのが理想の体験です。
そんなオムニチャネルの推進において成功されているのが、ビジョナリーホールディングス(メガネスーパーを主に運営)の川添隆さんです。
この日の研究会ではその成功の裏側を聞くことができました。しっかりノートを取ってきましたので、詳しく聞きたい方は私までご連絡ください!!

2限目はCMO研究会

CMOとは(Chief Marketing Officer)の略です。
いえいえ、とんでもございません…。決してそんなに偉くなりたいわけではないのですが、企業におけるマーケティングの役割とは何かを知りたくて参加してまいりました。博報堂さんの研究発表によると、すでに米国ではマーケティングの果たす役割があまりに幅広くなってしまい、もはやマーケティングという言葉では表現できなくなってしまったので新しい名前のポジションが登場しているとか。その名もCGO(Chief Growth Officer)。
企業の成長のため、幅広い分野においてオーケストレーションをする役割の人だそうです(オーケストラの指揮者のように組織を動かすイメージからオーケストレーションと話をされていました)。
後半はスペシャルゲストとしてカンロ株式会社の内山妙子さんが登場し、ヒトツブカンロの開発や、CIの変更についてのお話を聞くことができました。

ランチセッション

お昼ご飯の最中もカンファレンスは続きます(笑)。
博報堂さんが30年間ずっと同じ質問の調査を続けているらしく、その内容の変化を追っていくことで、時代がどう変化しているかが分かるそうです。シルバー世代について、子供の価値観について、結婚の価値観についてなど非常に身近な話題がテーマで理解しやすかったです。特に面白かったのは子どもについて。現代の子どもたちのことを「タダ(無料)ネイティブ」と名付けていました。Youtube、ゲームアプリ、マンガなど、今の時代はある程度のことであれば無料で楽しむことが可能です。ただし、決してお金を使わないということではなく、自分の応援しているグループや作家などには積極的にお金を使っているという調査結果がありました。そんな子どもたちが大人になったとき、どういった消費行動を取るのか、しっかりと考えていかなければならないと感じました。

 

長くなってしまったので、今回はここまで、午後の部については後編でご紹介します。
お楽しみに!

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