インタビュアーの役割とコツを紹介!ただ質問するのがインタビュアーじゃない!

クリエイティブ / 動画

インタビュアーの役割&コツ

こんにちは。カメラマンのワタリーです。

突然ですが皆さん、自社内で動画を作ろうと思ったことありませんか?
「リクルート動画(採用動画)」や「製品導入事例の動画」など、今やどの企業でも必須のコンテンツとなっています。

そういった動画で多いのが「インタビュー形式の動画」

リクルート動画では自社社員に日頃の仕事の様子を、導入事例では企業の担当者に自社製品のメリットなどを聞き出し、動画にまとめるのが一般的です。

しかし、急にインタビューしてこい!と言われても、何を用意してどう進めればいいのか分からない方も多いと思います。

そこで今回は、テレビ業界で経験を積んだ私が、インタビュー動画における「インタビュアーの役割とそのコツ」をご紹介します!

【目次】
1.活字と動画でインタビュアーの役割には違いがある!
2.動画でのインタビューのコツ
-①「相槌を打たない」
-②「YES/NOで答えられる質問をしない」
-③「理解できていないフリをする」
-④「直球で『〇〇と言ってください』」
-⑤「核となる質問は事前に告知しない」
3.インタビュアーの役割とコツ まとめ

 

活字と動画でインタビュアーの役割には違いがある!

新聞や雑誌などの活字媒体のインタビュー(「ペン取材」といいます)と、インタビュー動画。実は大きく異なる点があります。

ペン取材はその名の通り「取材」です。
対象者の答えを記者やライターが文字としてまとめたものがコンテンツになります。
必ずしも対象者の言葉をそのまま使用する必要はなく、記事にする際、文脈を変えない範囲内で適切な言葉に書き換えることが可能です。

一方で、採用動画や導入事例などのインタビュー動画は、対象者の表情や言葉そのものがコンテンツになります。
編集を行っても、対象者が言っていない言葉を言ったようにすることはできません。

また、コンテンツの特性から、「言って欲しいこと」がある程度決まっていることが多くあります(むしろ、決めておくべきです)。

つまりインタビュー動画におけるインタビュアーとは、動画で使いたい言葉を相手に言ってもらうための「言葉の引き出し役」誤解を恐れずに言えば「言わせ役」なのです。

よく芸能人の記者会見で見かける、芸能レポーターの「言わせる技術」には驚きますよね。

動画でのインタビューのコツ

インタビュー動画では、ペン取材にはない動画ならではのコツがいくつかあります。
その中から少しだけご紹介します。

動画インタビュー

インタビュー動画のコツ①「相槌を打たない」

インタビュアーの声もマイクで拾ってしまう可能性もあるため、相槌はNGです。
ただし無反応だと対象者は話しづらくなります。

うなずきや表情・ジェスチャーで、あなたの話を聞いていますよ、とアピールをしましょう。

 

インタビュー動画のコツ②「YES/NOで答えられる質問をしない」

「あなたは○○部の所属ですよね」と質問すると「はい」という答えになります。
そうすると動画では「はい」という部分しか使えず、意味が通じません。

「あなたの所属部署は?」と聞けば「○○部です」と答えてくれますよね。

言い回しを工夫して、YES/NOで答えられる質問を減らすようにしましょう。

 

インタビュー動画のコツ③「理解できていないフリをする」

採用動画などの社員インタビューでありがちな出来事として、社内用語や専門用語など、社外の人や学生にとっては意味がわからない言葉が出てくることがあります。
ペン取材では別の言葉に置き換えることができますが、動画ではできません。

そのような言葉が出てきた時は、やや首をかしげるなど、あたかも理解していないような表情やジェスチャーをしてみましょう

そうすることで、対象者は自分の話がわかりづらかったと認識し、別の平易な言葉に置き換えて答えてくれるかもしれません。

 

インタビュー動画のコツ④「直球で『○○と言ってください』」

いろいろな方法を試しても、動画に使えそうな良いフレーズがなかなか引き出せないことがあります。

そのような場合、

「それらをまとめて、・・・と言ってもらえますか?」

と直球でお願いしてみます。奥の手ですが私自身も何度かあります。

もちろん、対象者の意図に反する答えを誘導するようなお願いは倫理上の問題がありますので、使うシーンは慎重に選ぶことが大切です。

 

インタビュー動画のコツ⑤「核となる質問は事前に告知しない」

私の経験上、事前に質問リストを提出すると、対象者(あるいは上長)は一字一句原稿を作ってくることがほとんどです。

丸暗記した原稿やカメラ横に出されたカンペを淀みなく話す姿を撮影しても、視聴者はそれをリアルな声とは受け取ってくれません。

とはいえ、質問リストは事前に求められるでしょうから、大まかな質問だけを事前に告知し、核となる質問は抜き打ちで行いましょう。

その質問に対象者は即答できないかもしれませんが、インタビュー動画の場合、言い淀んだり考えたりという一見無駄な数秒間があることで、対象者の声がぐっとリアルに感じられるようになります。

インタビュアーの役割とコツ まとめ

いかがでしたか?
インタビュー動画では、動画ならではの編集工程をふまえた質問方法や、動画特有の印象の与え方を考えながら「動画で使える言葉」を引き出すようにしましょう。

相手の心を開くための話し方などはビジネス書を探せば多くあるので、それらと組み合わせながらより内容の濃いインタビュー動画を作ってみてください。

ちなみに当社では、こうしたインタビュー動画の制作も多く承っています。

・採用動画での先輩社員へのインタビュー
・導入事例動画での導入企業様へのインタビュー
・イベント開催報告動画での来場者へのインタビュー

などなど。
「インタビュー動画を作りたいけど社内にリソースがない!」とお悩みの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、用途や目的にあった動画を制作いたします!

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