正しいフォント選び【ゴシック体編】太さの違いで印象は大きく変わる!

クリエイティブ / デザイン

フォント選びは、デザインの印象や伝わりやすさを大きく左右する工程です。
デザイナーの仕事の中でも「どのフォントを選ぶか」は、重要な仕事の一つです。

書体は大きく分けて、「明朝体(セリフ体)」と「ゴシック体(サンセリフ体)」の2種類があります。
本記事では、販促物やWebデザインでも使用頻度の高い、ゴシック体の特徴と正しいフォント選びのポイントについて解説します。

ゴシック体とは?特徴とメリット

ゴシック体は、線の太さがほぼ均一で装飾の少ない書体です。
明朝体と比べてシンプルで視認性が高く、可読性に優れています

チラシやポスターなどの印刷物はもちろん、遠目でも分かりやすさが求められるサインや案内表示、ユニバーサルデザインを意識した制作物などにもよく使われています。

ゴシック体は小さい文字でも読みやすい

例えば、8ポイント以上で本文を組む場合、細い明朝体では横線やウロコが潰れてしまい、読みにくくなることがあります(最近では線が太く、ボディが大きい明朝体もポピュラーになっています)。

一方、ゴシック体は線幅が均一なため、小さいサイズでも形が崩れにくく、安定した可読性を確保できます。

文字が小さくなっても読みやすい。

「太い=読みやすい」は本当?

ただし、ここで注意したいのが、必ずしも「文字が太ければ読みやすい」というわけではありません。

小さい文字に太いゴシック体を使用すると、文字同士が潰れて可読性が下がることがあります。
太ゴシックを使うのは避け、細め~標準ウエイトのゴシック体を選ぶと読みやすくなります。

上は太ゴシック、下は細ゴシック。小さい文字は細いウエイトの方が読みやすくなる。

タイトル・見出し・本文の正しいフォント選び

フォントを選ぶ際は、タイトルや本文など、「文章の役割」に応じて選ぶことを意識しましょう。
ゴシック体で広告を考えたときの例を見てみます。

■基本のパターン

ゴシック体をウエイト違いで配置した例

基本的には、

・タイトル:太ゴシック
・中見出し:中太ゴシック
・本文:細ゴシック

この流れで組めば、読みやすい紙面構成になります。
情報の優先順位が明確になり、メリハリが生まれます。

■NG例

「文章の役割」を考えずに全てを同じ太さで統一してしまうと、下記のように読みづらくなってしまいます。

全ての文字を太ゴシックで配置した例

本文はタイトルや見出しと比べて、長い時間読んでもらうための文章です。そのため文字が潰れて読みづらくなるのはもってのほか。
また、タイトル・見出し・本文の強弱がなく、印象に残らないデザインになってしまっています。

■意外とアリ?なパターン

逆に、下記のようなパターンは個人的にはアリだと思っています。

全ての文字を細ゴシックで配置した例

細ゴシックでまとめることにより、スッキリとした洗練されたイメージを出すことができています。
写真の彼が今にも巧みな技を繰り出しそうな雰囲気が出ていますね。

ゴシック体で印象をコントロールする方法

文字の太さで印象は変わります。特にゴシック体は種類が豊富で、ウエイトの違いだけでも印象が大きく変わります。

・太ゴシック:力強さ、信頼感、インパクト
・中太ゴシック:安定感
・細ゴシック:繊細、洗練、スタイリッシュ

同じデザインでもフォントを変えるだけで、印象は大きく変化します。

まとめ:正しいゴシック体の選び方

ゴシック体は可読性が高く、幅広い用途で活躍するフォントです。
しかし、重要なのは太さだけではなく、

・大きさ
・用途(タイトル・本文など)
・デザイン全体のトーン

などを踏まえた選択をすることが大切です。

フォント選びに迷ったら、まずは同じレイアウトで複数のウエイトを当てはめて比較してみてください。それだけでもデザインの完成度は大きく向上します。

ゴシック体の正しいフォント選びを理解し、読みやすく伝わるデザインを目指していきましょう!

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TAG: デザイン  フォント 
マモリン(仮)

きれいな所でしか住めないマリモの妖精。
マモリンという名前だが
社内でもあまり浸透しておらず、
名前の後ろに(仮)を付けられている。

印刷や環境のことについては博識で、
さまざまな『ヒラメキ』を人々に与えてくれる。

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