こんにちは!デザイナーのノザキです。
猛暑が続く今日この頃ですが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?
先日、当社オリジナルの暑中見舞い状が完成し、クライアントさまやパートナー企業さまに向けてお送りしました。
今回は、そんな暑中見舞い状のこだわりポイントをご紹介します!
暑中見舞い状 デザインでのこだわりポイント
今年の暑中見舞い状のテーマは、「納涼かき氷」です!
当社代表、森下からのメッセージをお伝えするべく、シンプルに、けれども目を引くものをつくろうと考えました。
同時に、「涼しさ」を感じさせる夏の風物詩とはなんだろう…とモチーフ選びに悩んだのですが、後述する特別アイテムを印刷で使うことは決まっていたので、かき氷のシロップなら色が映えるだろうと思い、かき氷に決定しました。
ちなみに、去年の暑中見舞い状がクリームソーダをモチーフとしたデザインだったので、個人的には夏のデザートつながりでかき氷にしたところもあります。
▼2021年の暑中見舞い状はこちら。
そんなかき氷の写真ですが、色調補正を行い、ノイズを与えて、フィルムカメラで撮ったようなイメージに近づけています。
最近流行りでもある、少しレトロな、喫茶店で出てくるかき氷のような雰囲気が出せているのではないでしょうか?
もちろん、紙面の配色にもこだわっています。
青、黄、赤を明確に使いたい、と社内で話が出ていたので、それぞれの色がバチッと目立つよう、信号機のようにパーツごとにはっきりと色を分けました。
かき氷の後ろに配置している「SUMMER」の文字は、かき氷のシルエットが丸っこいため、それに対してポップな印象を加えすぎないよう、エッジのきいた文字にしました。
氷のしゃりしゃりしたイメージから、文字を割ったような形になっています!
暑中見舞い状 仕様上のこだわりポイント
さて、ここからは印刷や用紙など、仕様でこだわったポイントについて紹介していきます!
現物を手に取られた方の中には、「色が鮮やか!」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は今回、通常のCMYKのインキではなく、「高色域インキ」を使っています!
高色域インキとは、その名の通り通常のCMYKインキよりも、さらに広い範囲の色味の表現ができるインキのことを言います。
よりRGB(デジタルデータ)に近い発色が期待できる印刷です。
通常のCMYKインキでは、ここまでパキッとした色味は出せないと思います。
蛍光色ほど存在感があるわけではないけれど、通常のインキとは異なる、鮮やかな発色にぜひ注目していただきたいです!
実際にクライアントさまからは、「夏っぽさを感じた」というご感想をいただき、社内でも「当社の実力が伝わるものができたのでは」と、納得のいく仕上がりになっています!
また、今回「エスプリV」という用紙を使っています。
エスプリVは片面キャストコート紙で、光沢面と上質面があります。
光沢面は発色が良く、用紙の良さも相まってきれいな印刷ができたと思います。
宛名面には営業が個別でメッセージを書くこともあるため、上質面を宛名面に採用しました。
エスプリVは、まさにハガキにピッタリの用紙です。
デザインとしてはシンプルなものになっていますが、この空いているスペースに、デジタル印刷機で住所や氏名などの宛名をバリアブル印刷していきます。
オフセット印刷機・デジタル印刷機の両方の設備がある当社だからこそ、それぞれの印刷方式が持つ、良さやメリットを存分に活かした暑中見舞い状を作ることができます!
以上が、2022年の当社オリジナル暑中見舞い状の紹介でした!
印刷物は、デザイン・紙・インキなど、さまざまな要素の組み合わせを変えたり工夫したりすることで、表現の幅が無限に広がります。
「高色域インキを使いたい」「おもしろい印刷物を作りたい」などのご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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