こんにちは。クロスメディア制作課のシミズです。
近年、在留外国人の増加により、「マニュアルやパンフレットを多言語化したい」というお問い合わせが増えています。
また、円安の影響もあって街中は多くの外国人観光客で賑わっており、多言語対応が必要な場面も増えているのではないかと思います。
今回は、当社がこれまでに制作してきた多言語対応の印刷物をご紹介します。
今増えている外国人観光客に向けて、そしてこれからのことを考え、印刷物や看板を多言語化する際の参考にしてみてください。
印刷物の多言語化が必要な理由
印刷物の多言語化が必要なのは、観光地だけではありません。
日本では人口減少による労働力不足が問題となっており、人手不足解消のための技能実習生や外国人労働者は今後ますます増えることが予想されます。
観光客だけでなく、留学生も多くやってくることでしょう。
それらを見据え、「仕事や危機管理のマニュアル」「飲食のメニュー」「店舗内の案内表示」など、あらゆる印刷物の多言語化を行うことが大切です。
多言語対応 制作事例のご紹介
さて、これまで当社はさまざまな多言語対応の印刷物を制作してきました。
今回はその一部をご紹介します。
外国人留学生または社員向け「多言語災害対応マニュアル」
当社の人気製品「災害対応マニュアル」の多言語仕様です。
災害発生時に、日本語が分からなくても避難や誘導ができるようにまとめた危機管理マニュアルになります。
外国人留学生や社員を抱えている学校・企業さまに採用いただいた実績があります。
▼元になっている「災害対応マニュアル(日本語版)」の内容については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
外国人観光客向け「多言語富士山型地震マニュアル」
続いてご紹介するのは、外国人観光客向けの「富士山型地震対応マニュアル」です。
富士山型に型抜きをしたリーフレットで、地震の多い日本で「安全で快適な旅のおまもりとして、お土産として、そしてちょっぴり役立つものを」というコンセプトのもと、制作しました。
外国人観光客や来日したての在留外国人は、日本語が分からなかったり、災害のことを知らなかったりすることが考えられます。
そこで、日本語のほかに英語、中国語、韓国語、ポルトガル語版を作成し、MUDコンペティションで優秀賞をいただきました。
▼「富士山型地震マニュアル」の企画・開発の経緯は、こちらで紹介しています。
旅館内掲示物各種
こちらは旅館や銭湯の大浴場を、外国人観光客の方に楽しんでいただくために作成した「お風呂のマナー」ツールです。
文字だけでなく、ピクトグラム(人のイラスト)で作法やマナーを表現し、パッと見た時の理解のしやすさも重視しています。
日本の習慣・マナーが学べる「マナートランプ」
こちらは楽しみながら日本のマナーが学べるトランプ、「マナートランプ」です。
私たち日本視点の「マナーの押し付け」にならないよう、トランプでゲームを楽しみながら、外国人観光客の方にマナーを理解してもらうことを目的としています。
「公共編」、「宿泊施設編」、「神社仏閣編」、「食事編」の習慣やマナーを、それぞれ13種、計52種の絵柄で収録しています。
対応言語は「英語版」「中国語版(簡体字)」の2種類があり、当社のECサイト「NOGE STORE」で販売しています。
お土産やノベルティとして採用いただくことも多く、気になる方はぜひNOGE STOREをチェックしてみてください。
ぜひ、販促ツールの多言語化をご検討ください
今回は、これまでの当社の制作事例を、印刷物を中心にご紹介しましたが、動画の多言語化も可能です。
もちろん今ある日本語パンフレットの多言語化や、一から多言語対応の印刷物、動画の制作など、さまざまなパターンに対応いたします。
当社は翻訳会社とパートナー提携を行っているため、「翻訳」から「デザイン/DTP」、「印刷/製本」までの全作業をワンストップでお請けできます。
広報・販促物ご担当者さまの、手間やコストの削減を実現いたします。
パートナー会社である翻訳会社の主な翻訳対応言語は、下記の通りです。
英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語・イタリア語・ロシア語など
印刷物・動画の多言語化についてのご相談・お問い合わせは、こちらのフォームからお気軽にご連絡ください。
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