【映像制作】魅力的な映像が動画の領域を大きく変える

クリエイティブ / 動画

ソーシャルディスタンスの風潮が定着付き、ますます動画の需要が増える。

今回取り上げた内容は、動画制作についてです。

今やいつでも誰でも制作できるコンテンツとなった動画。このきっかけになったのが、スマートフォンの映像品質がめちゃくちゃに上がったことと、それをそのままSNSにあげれる手軽さが、動画コンテンツの爆発的な伸びの根源のひとつではないでしょうか。
それにあわせてAdobeもスマートフォン向けのpremiereなどがリリースされ、編集に関してもますます手軽になっています。

それに結びつくかの如く、昨今のコロナウイルスの影響により企業や店舗などの動画需要が急増し、「作り手」と「買い手」のバランス関係が均衡化されるのでは、と感じています。今まで企業が手軽に作っていたチラシのような感覚で、動画を作り出していくことになるのではないかと思います。

正直「動画」といってもさまざまなジャンルがあり、一概に全ての需要が増えているわけではないですし、作り手側も手軽さ重視、質より量とスピード感が重要視されている感覚はあります。(あくまでも体感ですが)
その点、今まで映像の魅力とされていた部分が腐敗し、動画自体が新たなジャンルの要素を取り入れた今までとは異なったものと考えるべきなのでは、と思います。
簡単に考えると、今まで通りにやるのではなく、新しい観点で映像を作っていきましょう!ということですかね(笑)
私自身も久しぶりにAdobe After Effectを使うようになって、昔とは全く異なる使い方をしています。(インフォグラフィック系が増えました)
例えばこんな感じ。シンプルなイラストにモーションをつけた気持ちの良い動画です。

新しい要素が増えてきている動画ですが、やっぱり「きれいに撮りたい」というのは一番求めてしまうものですよね。かと言って映画で使うようなカメラは買えないしスマートフォンだとちょっと物足りない。
そんなときに、当社では新しい機材「Lumix GH5S」と「DJI Mavic 2」がとても役に立っています。
決して安くないです。安くないのですが、とにかく映像がキレイです。

Mavic 2 のGH5SのコンビでLOG撮影。最近はこのセットばかりが活躍。

簡単に言うと、「こんなに良いモノ撮れるの?頑張れば僕でも買えちゃうんじゃ。。」といった感想。
とにかく高すぎずに品質の高いものが撮影できます。(すごくざっくり)
もちろん、撮影機材はその他にレンズ・三脚・スライダーなどさまざまですが、それらが合わさって撮影できるものですが、今まで使っていた価格レンジの近いものと比較すると本当に美しく感じます。
特にGH5Sは10bit Logで撮影できるので、色補正がしやすい。編集時に印象的な色に変えることができます。
これも簡単に言うと、
「高い解像度できれいな映像が撮れて、編集で色が乗せやすい」といった感じです。
そもそも「編集で色を乗せる」ってどういうこと?って思う人がいると思いますので下記の映像を見ていただければと思います。

右がLog撮影データ、左が編集で色を乗せたものです。
もともとLog撮影は編集で色補正をするための撮影データなので、少しというかかなり眠たい感じです。
現像前の写真データのように思ってもらえれば近いかと思います。
それをAdobe Premiere やDaVinci Resolveなどで編集する際に色を変えていきます。
実際にpremiereを使っている人はわかるかと思いますが、タイムライン横にLumetriカラーというタブがあると思いますが、
ここに「LUT(Lookup table)」というデータを当てていきます。LUTは、これも簡単にいうとinstagramのフィルターのようなイメージと思ってもらえればわかりやすいかと思います。

実際にいろんなLUTを当て変えてみた。

この色補正の作業なのですが、最初に頭に色のイメージを持っていないと迷走します(笑)というのも色を当てる作業というのは鉛筆画に色を塗っていくような作業なのでとにかく楽しい(笑)あれやこれや試していくうちに1日が終わってしまう場合があるので注意。instagramの投稿でもどんな色を当てるか迷う時があると思いますが、まさにそれに近い感覚です。

SL GOLD LUSH LDR

 

SL CLEAN KODAK A LDR

 

SL BLUE ICE

 

こんな感じで適当に当ててみました。結構印象が変わると思います。(もともとカメラにあったLUTを当てた上で、さらに追加で当てています)
もちろん、それだけではなく露出などもいじくり回さなければいけないのですが、レンダリングしたあとが楽しみになる程、色補正は楽しいです。
厳密にいうともっと細かい作業があるのですが、今回は、

1.一眼レフ(GH5S)とドローン(Mavic 2)を使う。
2.Logで撮影する(D-Log、V-Log)
3.編集で色を当てる。

といった作業の流れでした。
これをやることで明らかに一味違う動画が撮ることができます。冒頭でお話しした「新しい要素」を追求するもよし。しかし同じ映像でも美しさにこだわれば品質も上がり、いい作品になるということですね。
当然時間=工数がかかってきてしまいますが、商品説明などではなく、企業VPやリクルート系の動画にはこういった手法で撮影すると一層心に刺さりやすい作品ができるのではないでしょうか。

ぜひ試してみてください。

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