「ヒアリング」、「理解力」、「読解力」。
デザインといえばセンスやインスピレーションなど華々しい能力が必要と思われがちですが、本当に必要な能力は人と人とのやり取り、つまり「コミュニケーション能力」ではないでしょうか。
もちろんデザインをする上で技術は必要です。あらかじめコンセプトやお客さまの目的などデザインの土台になる部分が明確になっていれば、あとはデザインに落とし込んでいくだけなので、ある意味、楽です。
一方、苦労するのは土台になるコンセプトがない場合です。
一例として、
「おまかせで」→「何か違うんだよね」
「明るい感じで」→「やっぱり落ち着いた感じで」などなど、デザインを再度やり直す羽目になります。
最初のヒアリングが甘く、お客さまの真意が明確になっていないままデザインを始めたことが失敗の原因です。しっかりとお客さまの目的を把握し、コンセプトを作り、「アウトプットはこうなります。」と、予めお客さまと共有さえできていれば、まず失敗することはありません。
急がば回れと言いますが、まさにこのことです。
やはり、コミュニケーションを図ること、これはデザインに限った話ではなくどの業界、業種にもいえることですが、本当に大事なことですね。
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