皆さま、こんにちは。ウェブ担当のクラタです。
去年から猛威を振るう新型コロナウイルス。いまだに日々の感染者がニュースとなり、半年以上経過した今も我々の生活に影響を与え続けています。
この記事ではオンラインセミナーを開催する企業、受講者の方を中心とした、オンラインセミナー成功の参考になる情報をまとめました。
オンラインセミナーでよくある問題点
◆昨今のセミナーの形
最近は集合研修もなかなかできない、実施しても人が集まらないなどの理由から、ウェブセミナーが急増しています。
なんと修了証や企業向けのISO内部監査員など認定資格を発行するような業界でも、ウェビナーへの切り替えは進んでいるそうです。
一昔前までは実際オンラインでやるのは難しいとされてきましたが、コロナの影響でやらざるを得ない状況になっています。
やはり人間は、やらざるを得ない状況に追い込まれないとできないものなんですね。(笑)
◆オンラインセミナーやってみたが・・・
本日の本題はここからになります。
このオンラインセミナー。
ツールとしてはZOOMやスカイプなどが有名ですが、最近では企業の45%がZOOMを使っているようです。まだセミナーとしての活用は一部なようですが、今後活用する企業も増えてくるでしょう。
ところが、このオンラインセミナーは在宅勤務や社内から受講できるのですが、実際には課題があります。
最もよく聞くのは、在宅での受講は集中が途切れてしまい、受講が苦痛である。という意見です。
往復の移動時間も交通費も掛からず、コロナに感染するリスクもおさえられて、いいこと尽くしのように感じます。
でもセミナーとしての頭への入りやすさ・理解度が、集合研修よりも悪いようです。
弊社でもアンケートでこのような意見が一部見られ、いろいろと調べてみたところ下記のような意見が多く見られました。
【受講者】
・その場の雰囲気や盛り上がりが伝わってこない。
・資料がPDFで配布されており、動画閲覧しながら見ることがメンドクサイ。
・接続障害や動画が固まってしまい、復旧したころには内容がだいぶ進んでいた。
・講師の声が聞こえづらく、ストレスだった。
・盛り上がりがなく、集中力が続かない。頭に入らない。
【開催側・講師】
・インターネット通信が安定せず、苦情が多い。
・うなずきや、反応が見にくいので理解出来ているのかわからない。
・人数が増えるほど、聞いているのか分からない。
・意見や質問がほとんど得られない。
・システム的なスキル不足により進行が妨げられる。
どうも、その場に居ないことにより、集中が続かない・内容が伝わりづらいという意見が多いようです。
オンラインゆえに開催地や地理的な制約を受けない半面、参加者が増えるほどに講師と受講者のコミュニケーションが希薄になってしまうようです。
オンラインセミナー問題点の改善方法
◆弊社が工夫したこと
そこで、弊社が工夫したことをいくつかご紹介します。
【事前準備】
・リハーサルを何度も行った。
工夫というよりも当たり前ですが。。社内の人間に事前に見せることで、自分では気がつかない癖や問題を把握できました。
・インターネット回線の見直し
特に上り回線を増強しました。動画を配信するので、アップロード速度が安定するようにしました。
・オンラインセミナー用に配布資料の見直し
本来、セミナー会場で印刷したものを配布する前提で作成した資料ですが、オンラインでは事前にダウンロードしてもらい、PDFで閲覧することになります。
ですが、このPDFはほとんどみられていません。メモが出来ない事も、ストレスの原因のようです。
【開催中】
・講師は今まで以上に声を大きく、はっきりと話すようになった。
音声がはっきりと聞き取れているか?は、かなりこだわりました。画像が見えていても、講師の話していることが聞こえないセミナーは集中できません。
意識して、大きな声でゆっくりはっきりと話すように心がけました。
・集合研修よりも、休憩時間を多くとるようにした。
在宅で受ける方が多く、トイレや宅配便の受け取りなどで集中が途切れることも多いため、できるだけ細かく休憩時間をもうけました。
とにかく30分~50分間は集中していただけるように意識しました。
・セミナーに参加している意識を受講者に持ってもらうために、質問や声がけを行った。
ランダムに質問をしました。話を聞いてないと、恥をかいてしまう。という意識が芽生えたのか、質問やコメントを求めるようにしたら、皆さんの聞く顔が変わってきます。
他にも細かな小技は多くありますが、誰でもすぐに改善出来て、ポイントを押さえやすい事項をまとめました。
いかがだったでしょうか?
皆さまも、こんな事に気をつけてるよ?などご意見を聞かせて頂ければ幸いです。
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