1年に1回の個展作品のように年賀状を作ろう!

コラム

早いもので今年も残すところ1か月半。
この時期になると個人的な年賀状をどうするかで、ここ数年迷うことが多い私。
商売柄、自社も含めて企業の年賀状をつくる機会が多いために、なかなか自分の年賀状づくりに時間がとれませんが、送る相手に想いを馳せながら年賀状を作る作業は続けています。

年賀ハガキの発行は、2003年に44億枚に達した後は、少しずつ減る傾向となり、昨年発行の2017年用の年賀状は30億枚を割ったと伝えられました。
人との付き合い方の変化や、慣習に縛られない人が増えていることなどの理由が挙げられますが、やはりインターネットやソーシャルメディアの普及による影響が大きく、メールやLINEで新年の挨拶を済ませる人も多くなっていますね。

1ランク上の年賀状がつくれたら楽しい!

そんな中で昨年、私たちの仕事の必需品であるPhotoshopやIllustratorで有名なアドビシステムズが、2017年の年賀状フォーマットに88歳(当時)のアマチュア写真家、西本喜美子さんがプロデュースした年賀状を使ったことで話題になりました。
アドビシステムズの特設サイトでは、自身をモデルにした作品で話題の西本さんの作品の「年賀状フォーマット」を無料で提供するとともに、年賀状の作成方法も紹介していました。70代で創作活動を始めた西本さんは、自分で撮った写真をPCで画像加工処理できる技術ももちろん、目にした人を笑顔にさせるユーモラスな作風がとても素敵です。

その年賀状を見ての私の感想は、幾つになってもクリエイティブな発想を持ち続けることの素晴らしさに拍手。そして、今の時代に合った年賀状の作り方のお手本がそこにありました。ハロウィンで仮装を競うような感覚で工夫を凝らした「自撮り写真年賀状」を送りあったら楽しいでしょうね。

年賀状の作成でこだわりたいのは10c×15㎝で表す自分らしいビジュアルへのひと工夫。もちろん、写真でなくても絵柄的にはイラストや版画や書など何でもありですが、1年に1回の個展といった感覚で年賀状を作ってみることをおすすめします。そのためにみんながクリエイターとして何かを磨く時間をぜひつくっていただきたい。
今年はもう間に合わないということであれば、来年のこの時期までにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

TAG:年賀状 

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