販促企画のツボ vol.6

課題解決 / 販売促進

「販促企画のツボ」の連載、第六回目です。

 

前回は2018年9月の「販促企画のツボ」を解説しました。9月といえばシルバーウィークと敬老の日。また夏物のセールから秋冬物へファッションのトレンドが気候によって左右される月でもあります。

 

さて、今回のテーマは「2018年10月の販促企画のツボ」です。

 

*年々市場規模が拡大する「ハロウィン」

 

もはや10月の一番のイベントといえるのが「ハロウィン」です。ハロウィンはもともと「秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合い」のイベントとして毎年10月31日におこなわれる1日限定のものでしたが、現在(の日本)では子どもたちが魔女やお化けに仮装してお菓子をもらうイベントだけではなく、若者を中心とした大人の「コスプレイベント」化してしまっているところがあります。

 

ハロウィンの市場規模は年々拡大しており、2016年の市場規模が約1,345億円。この数字はバレンタインデーの1,340億円をついに超えました。ちなみに昨年の2017年は1,305億円と前年比で3%ほどダウンをしてしまったのですが、これは衆議院議員選挙と重なったためにテレビCM等でのハロウィン関連の情報が少なかったためといわれています。いずれにせよバレンタインデーに匹敵し、母の日(2018年は1,170億円)を上回るイベントになっていることは間違いありません。

 

「いい加減、ハロウィンも飽きられたのでは?」という声もあるようですが、クリスマスまでは他のイベントもないので、準備期間含めも10月頭から数週間にわたる大イベントになりつつあります。コスプレ装飾用アイテムはもちろんのこと、「ハロウィン限定カラー」のアイテムだったり、交換し合うためのお菓子だったり様々な販促が展開できそうです。大人世代からすると「ハロウィン?」という感じですが、絶対に乗っておいた方が良いイベントになっています。2018年は動画とSNSを組み合わせたハロウィンの情報発信が強まりそうです。

※ハロウィン当日の渋谷のスクランブル交差点

 

*運動会・学園祭、秋の味覚と行楽シーズン

 

年々初夏の時期(6月中)に運動会を開催する学校が増えているように感じますが、本来であれば運動会は10月の体育の日付近に開催されます。また中学校・高校・大学の学園祭・文化祭もこの時期です。ただ、運動会はともかくとして学園祭となると企業の販促活動もどう入っていけばいいのか、悩まれるところでしょう。

 

むしろ狙いどころとしては「秋の味覚」と「秋の行楽シーズン」のふたつではないでしょうか。食べ物系の商品の販促や旅行地の販促だけではなく、イベントには「移動」がつきものですからバイク用品、カー用品、鉄道関連であったりパーキングエリア、道の駅、日帰り温泉など付随する商品や体験でもキャンペーンや特集を組むことができます。もちろん気候の変化によっては冬物への移行が早くなったり、台風の対策がまだ必要な時期でもあったりするので変化への対応が重要になります。いくつかのケースを予測して複数の販促企画を立てておくのも良いかもしれません。ぜひお役立てください!

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