秋祭り感覚のハロウィンはなぜこんなに盛況になった!?

コラム

ここ3~4年、日本で大きな盛り上がりを見せているハロウィン。
ここまでは、長い道のりがありましたが、バレンタインデーやクリスマスのように、宗教的ではなく商業的な盛り上りという点でいかにも日本らしいイベントになりました。もちろん賛否両論ありますが、よくよく考えてみると日本でも古代から行われていた民間信仰の祭りと関わりがありそうな気がします。その辺りを含めて検証してみました。

ハロウィンのはじまり

ハロウィンは「諸聖人の祝日の前夜」という意味の「All Hellowʼs Even」が語源で短縮されて「Halloween」に。
ヨーロッパの古代ケルト人の秋の収穫祭に起源があると言われています。
その後、米国で仮装した子どもたちが、家々を回ってお菓子をもらうという習慣が定着しました。日本では1970年代に「キディランド原宿店」がハロウィン商品の店舗販売を開始。ファミコンの発売が開始され、東京ディズニーランドが開園した1983(昭和58)年に、キディランド原宿店によって日本初のハロウィンパレードが開催されました。その後もあちこちで毎年ハロウィン行事が行われるようになり、転機が訪れたのが1997(平成9)年。この年、東京ディズニーランドでハロウィンイベントが初開催されました。当初1日だけだったパレードは、現在では2か月近い盛大な催しになりました。

カワサキハロウィン

一方、同じ年に川崎市でチッタエンタテイメント社が街をステージとした新しいイベントとしてハロウィンパレードを企画。川崎市やショッピングセンター、商店街などが一体となって第1回の「カワサキハロウィン」が開催されました。この年の仮装パレード参加者が300人。第2回以降は年々増加し、参加者が2,500人を超えた辺りから事前参加申込みを必要とする定員制に。第1回に1万人だった観客数も10万人規模まで膨れ上がり、日本最大級のハロウィンパレードになりました。渋谷をはじめ他のパレードも年々盛況になりましたが、その背景には個人が情報発信をする機会を増やしたSNSの広がりが大きいものと考えられます。また、一部のファンのものだったコスプレが、アパレル業界の牽引もあって一般化したなど、日本のポップカルチャーの浸透も要因にあると言われています。

もう一つ、古来から秋の収穫を祝う秋祭りは日本人の文化として根付いていますし、大勢が集まって楽しむ祭りはもともと日本人の大好物。神様にこだわらず何でも受け入れられる日本らしく、今後はさらに定着しそうです。

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