ちょっとしたお手紙や、仕事で請求書などを送るときに使う封筒。
日常的によく目にするものですが、そんな封筒にもさまざまな仕様があることにお気づきでしょうか?今回は、そんな封筒の種類について解説したいと思います!
封筒の種類:貼り方
1.センター貼り(中貼り)
差出人を書こうと封筒の裏面を見ると、封筒の形を作るために、紙が貼り合わせてあることが分かります。
この糊付けがセンターでされている封筒は「センター貼り」や「中貼り」封筒と呼ばれています。
封筒裏面の中心に貼り目がくるため、封筒に強度が出て、ピンとしっかり張りのある封筒になります。一般的に良く使われている封筒は、こちらの製袋方法で作られているものが多いです。
2.スミ貼り
一方で、封筒の端に貼り目のある封筒を「スミ貼り」封筒と呼びます。
センターに境目がこないため、差出人を横書きで書いたりする場合に糊付け箇所が邪魔にならず、使いやすくなっています。
3.カマス貼り
のりしろが左右にあり、封入口が広くなっている封筒を「カマス貼り」封筒と呼びます。封入口が広いので、機械で自動封入をする際に最適です。
また、スミ貼り封筒と同じく、センターに貼り目がこないので、裏面にも絵柄を印刷したい場合等に適しています。
ちなみに「カマス」は「叺」と書いて穀物などをいれる袋のこと。わらを2つ折りにして縁を縫い綴じた形から、こう呼ばれるようになったと考えられています。
4.ダイヤ貼り(洋形封筒)
封筒の綴じる部分(フラップ)が三角形で、封筒の糊を剥がして分解し、広げるとひし形になる封筒を「ダイヤ貼り」封筒と呼んでいます。
欧米ではこちらの形が一般的で、日本でも招待状を送付する時には、フォーマルな印象のある、こちらのダイヤ貼りが多く使用されています。
封筒の種類:サイズ
ここまでは封筒の形について、紹介してきました。
形が決まったら、次に迷うのはサイズ。目的に合わせてさまざまなものがあります。
いつもよく使っている封筒ですが、印刷を依頼する印刷会社の営業マンに「サイズは何ですか?」と聞かれて困ったことはありませんか?
実は私もかつてはそうでした。そこで、よく使われる封筒のサイズについて簡単にご紹介します。
角0封筒(角形0号)287×382㎜
B4サイズのコピー用紙を折らずに入れられるサイズです。
角2封筒(角形2号)240×332㎜
A4サイズのコピー用紙を折らずに入れられるサイズです。企業の会社案内などを入れる封筒としてよく使われているのはこのタイプです。
角3封筒(角形3号)216×277㎜
B5サイズのコピー用紙を折らずに入れられるサイズです。
長3封筒(長形3号) 120×235㎜
A4サイズのコピー用紙を3つ折りにしてぴったり入るサイズです。請求書を送る時などによく使う、細長い封筒ですね。
長4封筒 90×205㎜
B5サイズのコピー用紙を3つ折りにしてぴったり入るサイズです。
洋1封筒(洋形1号) 176×120㎜
はがきを折らずに入れられるサイズです。A5サイズの招待状を2つ折りにして、入れることも多いですね。
いかがでしょうか?封筒のご発注の際にはぜひ、上記を参考にしていただけますと幸いです。
今回はよく使われる代表的なものだけを紹介しています。
もちろん、上記以外のサイズでも封筒を作製することは可能です。会社オリジナルの封筒だって作れちゃいます。
当社では、使う目的やシーンに応じた、最適な封筒をご提案させていただきます!
理解しきれてなくても大丈夫です。ぜひ、お気軽にお問合せください。
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