2021年、東京オリンピックの開会式。
ジョン・レノンの名曲『imagine』にのせて繰り広げられた、ドローンによる光のショーが注目されました。
昨今、TVなどの空撮映像に欠かせないほど急速に浸透してきているドローン。
その語源や歴史ついて解説します。
ドローン開発の発展とその歴史
ドローンが浸透し始めたのは2010(平成22)年。
フランスのParrot社が、空撮用ドローンを一般消費者向けに発売したことを機に、ドローン開発が広がりました。
スマホに搭載された加速度センサーやジャイロセンサー、GPSなどが普及を後押ししたと言われています。
しかし、最初にドローンが誕生したのは、なんと80年以上も前。
第二次世界大戦の際に、英国や米国によって軍事用の無人航空機として開発されたのがルーツです。
当初は、地上から敵の飛行機を撃墜する演習のための標的として使われ、「ターゲット・ドローン」と呼ばれていました。
1970年代には無線機の小型化、電子性能の高性能化に成功。
偵察目的のドローン開発が進みました。
1995(平成7)年には、世界で最も有名な偵察用のドローン「プレデター〈Predator〉」の運用がスタート。
日本では、1980年代頃から産業用の無人ラジコンヘリコプターが開発されるなど、農薬散布用のドローンの開発が進みました。
ドローンの語源 2つの説
では「ドローン」という名称はどんな意味を持つのでしょうか。
ドローンの語源には2つの説があります。
1つは、複数のプロペラを高速回転して飛行する飛行音が、ミツバチ〈雄バチ〉を意味する「ドローン〈drone〉」の羽音に似ているという説。
もう1つは、第二次世界大戦時にイギリス軍で標的に使われていた無人飛行機が「クインビー〈女王蜂〉」と呼ばれていたため、女王蜂に対抗してドローンと呼ぶようになったという説。
どちらにしても古くからドローンの呼称は存在していました。
結局ドローンは、軍事利用を目的として開発が進められ、今も進化し続けています。
その一方で、空撮映像の提供はもちろん、農業や保守点検、物流、防災、セキュリティなど、さまざまな分野でドローンが必要不可欠になってきています。
ドローンが未来社会に大きな可能性を秘めていることもまた、事実です。
ドローンを使った動画制作事例
そんなドローンですが、当社も動画撮影で活用しています。
ドローンを使った空撮は、これまでにないほどのダイナミックな映像を撮ることができます。
当社の福浦工場紹介動画は、ドローンを使って撮影を行いました。
ぜひこちらの動画もご覧ください!
指定区域外でのドローン飛行には特別な許可が必要になりますが、この撮影では向かいの企業さまが協力してくださり、工場の全景をドローンで撮影することができました。
工場内は手持ちドローンで撮影。
個性的な映像に仕上がったと思います。
この撮影の詳しい話は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
▼【一眼レフとドローン撮影で表現力のある動画に】福浦工場紹介動画ができました!
ドローンは、クリエイティブのさまざまな可能性を広げてくれます。
ドローンが前向きな方法で使われることを願って、本記事を締めようと思います。
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