
こんにちは。野毛印刷で日々、さまざまな業界・商品の撮影を行っている、カメラマンのアカツキです。
今回は「眼鏡の上手な撮り方」ということで、撮影テクニックを少しだけ公開しようと思います。
眼鏡の撮り方なんて、誰も興味がないんじゃないの?…とも思うのですが、先日短期間で大量に撮影する機会があったので、その時のことを少々お話しようと思います。
プロの仕事にもいろいろあります。「ある程度の品質」を「短期間で大量」に「均一」に仕上げることも大切な仕事です。
「短期間で大量」でおわかりになると思いますが、おしゃれなイメージ写真ではなく、いわゆる「ブツ撮り」です。
短期間の撮影で大切なポイントは、商品の基本的な魅力を外さないことです。
では、眼鏡の基本的な魅力とは、どんなところでしょうか?
人により意見はいろいろ分かれるかと思いますが、今回は私の主観で書かせていただきます。
眼鏡の上手な撮り方その1
眼鏡の魅力のひとつは、形、ツルを含めた全体の「フォルム」だと私は思っています。

写真1
写真1は、70mmレンズで真正面から撮影したものです。
チラシ・ポスターなどでよく見るアングルですが、レンズの内側にツルが大きく入ってしまい、私個人としてはあまり格好いいとは思っていません。
そこで、少し上から見下ろすアングルから、ツルの長さが目立たないようにレンズを200mmに替えて撮影しました。
写真1より安定感があり美しいフォルムに感じますが、どうでしょうか?
少し手を加えることで、写真の印象も大きく変わりますね。
眼鏡の上手な撮り方その2
眼鏡の魅力の二つ目は、「輝き」だと思っています。
上手な眼鏡の撮り方というのは、その輝きを可能な限り再現することです。
撮影ではレフ板を使ってメタル感を再現させるのですが、眼鏡の撮影時に使用するレフ板は、白ではなく銀を使います。
銀レフを使うことで、輝きを再現できます。
銀レフを使って撮影した写真がこちらです。
眼鏡のメタル感を、上手く再現できているのではないでしょうか。
私は平凡な商品写真にも意思が込められている、と思っていますし、実際にそう見るようにしています。
そうすると、どういった点に注目して撮影をすると、その商品の魅力を引き出せるのか、といった着眼点が養えるのではないかと思います。
ちなみに、メタリックな商品の撮り方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ぜひこちらも読んでみてくださいね。
以上、本当に少しですが、「眼鏡の上手な撮り方」の紹介でした。
野毛印刷では、商品の物撮りはもちろん、人物、食品、風景など、さまざまな撮影を承っています。
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