【小学校で必修になったプログラミングとは？】簡単に解説！

2021.10.31

クリエイティブ / WEB

こんにちは。システム開発部のIです。

2020年度から、小学校でプログラミングを組み込んだ教育が必修になったことを皆さんご存じでしょうか？
これは、論理的な考え方や情報活用能力を養うことを目的としているようです。

しかし、プログラミングを学ぶことでどのように実社会で活かしていけるのか、想像つかない方がほとんどではないでしょうか？

そこで今回は、プログラミングについて具体的なイメージが持てるよう、プログラミングについて簡単にご説明いたします！

「プログラミングとは？」簡単に、わかりやすく解説

ここでは、「コンピュータプログラミング」のことを「プログラミング」としてご説明します。

プログラミングとは、「目的の結果を得るために、PCなどに実行させたい処理の塊を作成すること」と考えられます。

少し具体的な話に落としますと…。

「目的の結果」とは、「計算の結果を得たい」「文章中の特定の言葉を探したい」「煩雑な作業を自動化させたい」など、何をしたいのか、ということです。

「処理の塊」とは、「計算の結果を得るために数字をどの順番で計算するのか」「文章中の言葉を探すのにどのような順番でどのように一致する言葉を特定していくのか」「作業の自動化ではデータの加工やシステム間の連携をどのように実行していくのか」という、目的を達成するための手順の部分になります。

つまりプログラミングとは、自分がやりたいことを言語化し、それを論理的に組み立てていくことと言い換えることができます。

「プログラミング」でできること

最近はPCやスマホはもちろん、テレビや炊飯器や冷蔵庫などにもプログラミングが組み込まれています。
プログラミングでは情報機器端末を通して、さまざまなことができます。

一般的なプログラミングができることとして、下記のようにまとめることができます。

・入力：キーボード、ファイル、その他の機器からデータを入手する。
・出力：画面にデータを表示したり、ファイルその他の機器にデータを送る。
・演算：加減算のような基本的算術操作を行う。
・条件：条件をチェックして、一連の処理を行うか否かを判断する。
・繰り返し：ある処理を繰り返し実行する。

これら5つの処理と、やりたいことを対応付けてプログラムを作成します。

具体的に商品を売買する処理でプログラミングを考えてみます。

まず売買には商品と代金が必要です。
そして、それをやり取りする、売る人と買う人が必要です。
さらに商品には「商品名」「価格」「在庫数」が必要と考えられます。
売買の手段もさまざまです。現金支払い、クレジットカード支払い、銀行振込などです。

…このように、プログラミングは必要な要素を言語化することから始めます。

言語化することが最も重要です。
何となくで進めてしまうと、具体化できずに、目的を達成できないプログラムになってしまいます。

さらに、売買という行為についてより具体的にしていきます。
上記の5つの処理と照らし合わせてご覧ください。

代金（入力）はちょうどの場合以外に、多い場合と少ない場合（条件）がありますので、価格と代金の計算（演算）が必要です。
計算の結果、代金が多い場合はお釣りを渡し、少ない場合には商品を渡さずに不足額を教えたり拒否したり（出力）する必要があります。
また、取引が成立すれば在庫を減らして物を渡します。
商品がなくなるか、買う人がいなくなるまで一連の売買を続けます。（繰り返し）

…というように、考えた要素に動作や条件を加え、順番を組み立てていきます。

そして最後に、実際に考えた通りにプログラミング言語を記述していき、PCなどが実行できるようにします。

以上、簡単ですが、プログラミングの具体的な考え方をご紹介しました。
プログラミングでできることは、コンピュータ上で行う言語化できるさまざまなことである、と考えることができます。