「販促企画のツボ」の連載、第八回目です。
前回は2018年11月の「販促企画のツボ」を解説しました。11月はハロウィンとクリスマス・年末年始の間の月です。大きなイベントがある月ではなく、クリスマスと年末年始の間隔が1週間もないことを考えると11月をクリスマスと年末年始の販促企画の準備とスタートの月と位置付けるのが良さそうです。
さて、今回のテーマは「2018年12月の販促企画のツボ」です。
*クリスマス期の販促企画は3本の矢で準備する
11月をクリスマスと年末年始の販促企画の準備とスタートの月と捉えるならば、12月は販促企画の仕込みを回収する月ということになります。11月中に仕込んだ仕掛けの結果が出るのが12月になるというわけです。ただ、11月から12月頭にかけてスタートした販促企画が「思ったように数字に跳ね返ってこない」という場合もあります。もし万が一そういった事態が起こった場合、どうすれば良いでしょうか。
考え方として、クリスマス期の販促企画を「11月中」「12月頭から12月中旬」「クリスマスまでの1週間」というように分け、3本の矢を準備しておくことをおすすめします。
「11月中」のクリスマス販促のテーマの例としては「早割り」です。また商材としては「旅行」や「レストラン」など、枠が決まっていて「予約」が必要なものが適していると考えられます。「12月頭から12月中旬」のクリスマス販促のテーマの例としては「パーティ」です。地域や家族間でのクリスマスパーティ、友人や同僚とのクリスマスパーティはクリスマス本番前に行われるケースが多いですから、「食品」や「仮装」や「パーティグッズ」が適しています。最後の「クリスマスまでの1週間」は「プレゼント」です。特にネット通販などでは、販促企画とともに配送期限が重要になります。お客様の不安点をカバーしながら企画を立てましょう。
*年末年始・バレンタインデーは早めに企画しておく
2018年のクリスマスイブ、12月24日は振替休日のため月曜日ですが祝日になります。クリスマス本番の12月25日は火曜日です。週末の12月29日の土曜日から一般的な家庭の年末年始の準備に入ると考えれば、年末年始の販促企画の入れ替えの時間はたった3日しかありません。
また、年末年始の販促企画が終わると、すぐにバレンタインデーの販促企画が始まります。前回の「販促企画のツボvol.7」でも紹介しましたが、バレンタインデーの販促企画の構想は12月中に決めておくことが望ましく、年明けからのスタートになると確実に出遅れます。
クリスマス、年末年始という年末商戦、またバレンタインデーの企画立案、長期のお休みも絡みますし、きちんとしようとすればするほど忙しいのが12月です。逆にいえば、12月から翌年2月までの四半期の成果を左右するのも12月の正味20営業日ということになります。野毛印刷がしっかりサポートいたしますので、ぜひご連絡ください。