その後も続々!
4月10日の本サイトのコラム「キリンホールディングスが2020年末までに紙製容器包装すべてをFSC認証紙へ切り替えと発表」をお読みいただけましたか?
実は、2月27日にニュースリリースされたキリンホールディングスさん以降、わずか2~3ヶ月の間に、日常生活でおなじみの企業さんが、続々とFSCに関するニュースリリースをされています。
■2017年3月16日 王子ネピア株式会社
WWFジャパンとのFSCの普及促進を目的とした商標ライセンス契約締結を発表
■2017年3月30日 日本生活協同組合連合会(コープ)
FSC認証ダンボールをプライベートブランド(PB)商品にて本格採用することを発表
■2017年4月19日 イオン株式会社
主要なカテゴリーのプライベートブランド(PB)商品について、持続可能なFSC等の原料の100%使用をめざすことを発表
どうですか? いずれも企業さんの熱い想いが伝わってくる、素晴らしい取り組みですね!
注目の集まるFSC、そのきっかけは?
今後、特に日本では、FSCへの取り組みがますます注目されてくると思われます。
なぜって…そう、大きなきっかけとなるイベントー2020年の東京オリンピック/パラリンピックがやってくるからです。
オリンピックの開催地とFSCとの間には、深いつながりがあります。
2010年バンクーバー、2012年ロンドン、そして2016年リオデジャネイロ。
いずれも、FSCをはじめとする森林認証材や森林認証紙が、競技施設や紙製品(チケットやプログラムなど)に使われてきました。
中でも2016年のリオでは、「木材及びパルプ、紙製品について、森林認証されていなければならない」とまで決められていたそうです。それだけ、環境配慮やCSRの観点から、森林認証の取り組みが重要だということです。
そして2020年に向けて、日本国内の動きも活発です。
日本製紙連合会は昨年6月、東京オリンピック/パラリンピックにおいて使用される紙・板紙については、全てFSC等の森林認証を受けたものとする旨、意思決定しました。
さらに、皆さんご存知、メイン会場となる「新国立競技場」は、木材で組まれた屋根が印象的なデザインでしたね!この屋根についても、森林認証材の使用が謳われています。
このように、FSCは私たちの暮らしの中で、今後ますます、しかも急速に、身近な存在となっていきます。
身近なエコ、身近なCSRとして、ぜひあなたも、FSC製品を生活の中に取り入れてみてください。