インターネット通販の利用者が増えたことから、宅配便の数は年々急増しています。
利用する側は便利な通販ですが、荷物の量の多さはもちろん、当日や時間配達指定などの「お急ぎ便」や、不在だった際の再配達など、宅配サービスの便利な部分が大きな負担になっているようです。
その結果、配送に伴う「長時間労働」や「人手不足」も深刻化しており、大手2社を中心に基本運賃の値上げが進んでいるそうです。
そんな中で、利用者からは、急ぐ必要のない商品もあるので、「お急ぎ便」に対して「急がない便」があってもいいのではという声があがっていました。
ファッション通販サイトが「急ぎません。便」導入
そんな意見を参考にしたかどうかはわかりませんが、靴とファッションの通販サイト「LOCONDO(ロコンド)」が選べる配送サービスの一つとして、先日スタートしたのが、「急ぎません。便」。
商品の発送を従来よりも遅らせて、送料を値引く配送方法。
宅配業界の労働環境などに対する社会的関心の高まる中、メディアで取り上げられ注目を浴びています。
ロコンド社は、今回の新たな配送方法導入を「配送革命」と銘打ち、導入した理由として、
物流業界の問題は、お客さまと配送会社、通販会社の3者すべてにとって望ましい「三方良し」でなければならないという考えがあるようです。
「急ぎません。便」についての反応は
インターネット上の声を集めてみると、「前からあればいいと思っていた」「積極的に使いたい」「あらゆる流通で普及してほしい」など、「急ぎません。便」を好意的に受け止める声が多い中、一方で懸念する意見も。
「配送業者が楽になるわけでなく、通販業者が楽になるだけでは?」とか、「時間指定がないから結局再配達が増えるのでは?」と疑問視する人もいるようです。
当社の場合
野毛印刷では、印刷物の物流業務を最適化するために、当社が独自の視点で構築したロジスティクスサービスを展開しています。配送は全国どこへでも、各宅配便、自社便など最適な発送方法で、希望の日時の指定も可能ですし、もちろん急がなくていい製品に関しては、倉庫に保管した上で指定日に納品することも可能です。一括納品だけでなく、必要なところへ小分けしての配送もお受けしています。