文化財保護強調週間 神奈川県で見ることのできる文化財は?

コラム

文化財保護協調週間とは

11月3日の文化の日にちなんで、毎年11月1日から7日までの1週間は「文化財保護強調週間」です。期間中には、文化財に親しむことを目的として、さまざまな行事が開催されます。
神奈川県内でも歴史的建造物や美術工芸品の特別公開、伝統民俗芸能の発表会、企画展、講座などの催しの開催が予定されています。

長い歴史の中で生まれ、育まれ、守り伝えられてきた貴重な財産である文化財は、文化保護法、都道府県、市町村の条例に基づき、指定、登録、選定することによって保護されています。神奈川県内の現在の指定の状況は、国宝(すべて有形文化財)が19件、国指定の重要文化財が408件、県指定の文化財が38件、市町村指定の文化財が1,720件です。

神奈川県唯一の国宝建造物

さて、私のおすすめは、神奈川県唯一の国宝建造物、北鎌倉円覚寺「舎利殿」です。円覚寺塔頭の正続院の境内にある舎利殿は、室町時代中期に建造されたといわれ、太平寺(廃寺)という尼寺から移築されたとものとされています。年に1度風入の際に拝観が可能で、今年(2018年)はちょうど11月3日(土・祝)から5日(月)の3日間。拝観料は大人500円、中学生以下300円だそうです。

円覚寺ホームページ:http://www.engakuji.or.jp/grounds.html

横浜ですぐに見られる文化財は、歴史的建造物がおすすめ

横浜では歴史的建造物の散策がおすすめ。国指定の重要文化財に指定されている馬車道の「旧横浜正金銀行本店(現神奈川県立歴史博物館)」や、本町通りの「横浜市開港記念館」、さらには国登録文化財の「神奈川県庁本庁舎」、横浜市認定歴史的建造物の「横浜税関」の横浜三塔+1塔を巡ってみてはいかがですか。
※本サイトに掲載した横浜三塔+1の記事がこちらにございますので、詳しく知りたい方はご覧ください。

ついでにみなとみらいへ行けば、国指定の重要文化財「旧横浜船渠株式会社第一号船渠(日本丸メモリアルパーク)」と横浜ランドマークタワーに隣接した「旧横浜船渠株式会社第二号船渠(ドックヤードガーデン)」と2つの石造ドックも巡れます。

旧横浜船渠株式会社第一号船渠(日本丸メモリアルパーク)

旧横浜船渠株式会社第二号船渠(ドックヤードガーデン)

曹洞宗大本山「總持寺」

寺社巡りがお好きな方には、鶴見区鶴見の曹洞宗大本山「總持寺」がおすすめ。「總持寺仏殿(大雄宝殿)」をはじめ16件の国登録の文化財を拝観できます。文化の日の11月3日(土・祝)には、「つるみ夢ひろばin總持寺」開催されます。物産展や門前バザール、ステージパフォーマンスなどの他、仏殿の開帳なども予定されているようですので、十分にお楽しみいただけると思います。

總持寺ホームページ:http://www.sojiji.jp/

TAG:横浜 歴史 

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