新しい年が始まります。あるいは新しい年が始まりました。
年末年始ということで、どちらにも通用する曖昧な書き出しになってしまいました。
2019年は十二支の最後、「亥年」です。「亥」に木偏を加えると内側の芯を意味する「核」になり、内部・内面の充実を心がけるとよい年だそうです。
さて、そんな2019年はどんな年なのか、どんなことが予定されているのか、調べてみました。
元号の改元
まずは、ご存じのように、天皇陛下の退位、皇太子殿下の即位と元号の改元が行われます。天皇陛下が退位される4月30日の「退位の礼」に始まり、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位される「即位の礼」が行われ、新元号となります。天皇の退位は江戸時代の1817年の光格天皇以来で約200年ぶり。現行憲法下では初めてだそうです。
で、4月27日(土)から5月6日(月)まで、10連休になるということで、ネット上では賛否両論が巻き起こっていますが、仕事はどうなるのでしょう。
2019年、東京オリンピックを控えて、大河ドラマがおもしろい!!
1月に始まるNHKの大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」。2020年の東京オリンピックの前年ということで、日本が初めて夏季オリンピックに参加した1912(明治45)年から1964(昭和39)年の東京オリンピック開催まで、52年の歴史物語が宮藤官九郎氏のオリジナル脚本で展開されます。明治から昭和までの東京の変遷が描かれるということで、時代劇とは違った楽しみがいろいろ味わえそうです。
国際的にも評価されている美術家・グラフィックデザイナーの横尾忠則氏が手がけた題字デザインとポスターを拝見しましたが、さすがにカッコいい。第1弾ということで、これから登場するポスターも含めてワクワク感がたまりません。
※こちらのサイトでポスター画像とともに詳しく紹介されています!
2019年、アートがおもしろい!!
2月19日から5月19日まで、国立西洋美術館開館60周年記念「ル・コルビュジェ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」が開催予定。フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと並び「近代建築の三大巨匠」の一人、ル・コルビュジエの原点に迫る展覧会ということで楽しみにしています。
1月20日まで開催中の東京都美術館の「ムンク展 共鳴する魂の叫び」、2月3日まで開催中の上野の森美術館「フェルメール展」もご覧になっていない方はお急ぎください。
これは日本ではなく英国ロンドンですが、5月から8月にかけて大英博物館で「日本の漫画展」が開催されます。日本の国外での漫画展としては世界最大規模とのこと。江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎にさかのぼる歴史や、芸術性、テーマの多様さ、アニメやゲーム、コスプレなどのほか、漫画家と出版社がつくり上げるビジネスモデルや、「コミックマーケット」など、多様な切り口を取り上げるようです。クールジャパンの代名詞の漫画が海外で評価されるのは楽しみです。
2019年、スポーツがおもしろい!!
スポーツでは、7月に「2019 FIFA女子ワールドカップ」がフランスで開催されます。9月20日には、アジア初開催の「ラグビー ワールドカップ2019日本大会」が11月2日まで日程で始まります。
夏季オリンピック、FIFAワールドカップと並ぶ世界三大スポーツイベントの一つといわれるラグビー ワールドカップは20チームの参加で、東京スタジアム、横浜国際総合競技場など、全国12の会場で熱戦が繰り広げられる予定。こちらもかなりの盛り上がりが期待されます。
2019年、ほかにも予定いろいろ
そのほか、4月には都道府県と政令市以外の市区町村の首長、議員の統一地方選挙が実施予定です。
10月1日からは消費税の10%への改訂が開始される予定です。
10月22日には、新天皇陛下の「即位の礼正殿の儀」「祝賀行列の儀(パレード)」が実施される予定。11月には、新天皇陛下の大嘗祭(だいじょうさい)が実施される予定
スターと時点でもたついた、東京オリンピックメインスタジアム「新国立競技場」が11月に竣工完成予定となっています。オリンピックに向けて、そのほかの競技場も続々と完成。
渋谷では「東急フラクス」「東急スクランブルスクエア」などの開業をはじめ、あちこちでホテルや商業施設の開業が予定されています。
ちなみに、横浜では春に「新港地区客船ターミナル(仮称)」など「ヨコハマ・ハンマーヘッド・プロジェクト」が開業予定。秋には馬車道駅の近くに地上35階建て2,400室の「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」が開業予定。さらに同じ地区に建設中の横浜の新市庁舎は、2020年の春に完成の予定です。
また、東京オリンピックで野球・ソフトボールの競技会場となる横浜スタジアムは、バックネット裏の屋上テラス・個室観覧席と右翼側観覧席の2か所が設置され、2020年2月までには、左翼側観覧席も含めて、収容人数を増やす工事が引き続き行われるようです。