近年稀に見る猛暑となった今夏、野毛印刷からお届けする「暑中見舞い状」は今年4月に入社したての2名が、それぞれ試行錯誤しながら作った2種類の「POPUPカード」!
実際に、お届けした作品のご紹介も兼ねて、制作苦労話や、皆さんにPRしたいところを制作秘話として、本人よりお聞きしたいと思います!
クリアトナーで泡のきらめく感じを表現
―まず始めに、今回のデザインコンセプトを教えてください。
今回の暑中見舞いの企画のコンセプトとして、「夏っぽいイメージのもの」があったので、夏の暑い時期にさわやかなソーダ水で涼んでもらいたいと思い、このデザインにしました。フルーツを浮かべることで、楽しさや清涼感を演出しました。
―今回制作するにあたって、苦労したところはどんなところですか?
一枚のものを立体にするのがとても難しく感じました。また、立体にすることでどのような効果が得られるのか・その効果でどのような演出をしたいのかを考えるのが難しかったです。
また、平面上でレイアウトできていても、立体にすると印象が変わってしまうことに苦労しました。先輩にアドバイスをいただいたり、実際に作ってみて調整をするという作業を重ね、乗り越えることができました。
―デザインや設計面でこだわったポイントはどんなところですか?
涼しげなイメージを引き出すために、泡をたくさん配置したところです。その泡も、ただ通常のトナーで印刷するだけではなく、泡の絵柄の上にクリアトナーを乗せて、泡のきらめく感じを表現しました!
どのように配置すれば、ソーダ水の中にフルーツが浮かんでいるように見えるかを表現するのが大変でしたが、配置の仕方や、色の組合せについて、学生時代の作品づくりを生かすことができたのではないかと思います。
一息つくときにふと見てもらい、涼やかな気分になっていただけたら
―手に取った方に、見てもらいたいアピールポイントはどこですか?
クリアトナーで泡がきらめくところです!見たときに清涼感と夏のわくわく感を感じてもらえるようにしました。仕事の合間とか、一息つくときにふと見てもらい、涼やかな気分になっていただけたら、と思います。
―今回の企画に参加して、社内のチームワークについて感じたことはありますか?
それぞれの部署で、独自の知識や能力を生かし、それらをかけ合わさることで質を上げていくということを学ぶことができました。POPUPでは特に、立体物であることから、そのことを強く実感しました。
また、どの部署も「どうすればよくなるのか」ということを親身になって考えてくれたので、同じように、POPUPカードを作りたいと思われた方は、どのような効果を得たいのかを伝えていただければと思います。社員一丸となって、「伝える」のお手伝いをさせていただきます。
―最後に、一言どうぞ!
私自身、「どうすればよくなるのか」を考え、皆様に「伝わるもの」を作っていきたいと思います。
今年の夏は、この暑中見舞いを見て涼んでいただくと共に、POPUPの魅力を感じていただけると幸いです。
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