
こんにちは。クロスメディア推進課のワタリーです。
早いもので3月も終盤ですが、「3月は決算月」という企業さまも多いのではないでしょうか。
「そろそろ株主総会に向けて、上映用パワーポイントの準備をしなきゃ!」
なんて考えている方もいらっしゃるかもしれません。
「事前にプロのナレーターで原稿読みを録音し、その音声ファイルをパワーポイントに埋め込んで動画化して保存する」。こうして作った動画を株主総会で上映している企業さまは多いようです。
しかし、当社には、毎年6月の株主総会の直前になると、
「パワーポイントに音声を埋め込んで動画化したいけど、うまくいかない!時間がなくて焦ってるから助けてほしい!」
というご相談が舞い込んできます。
慣れていないと、スムーズに作れず苦労しますよね。
そこで今回は、音声入りパワーポイント動画を作成する方法をご紹介します!
パワーポイントで説明資料や動画を作成する際の参考にしてみてください。
※本記事は「Microsoft PowerPoint 2013」の仕様で説明しています。
また、パワーポイントのデザイン・アニメーション等が完成していて、すでにナレーションの音声データが手元にある状態を想定した内容となっています。
パワーポイントに音声データを埋め込む二つの方法
まずは、間違ったやり方でパワーポイントに音声データ(ナレーション)を埋め込もうとしていないかチェックしてみましょう。
音声を埋め込む方法は二つあるのですが、そのうち一つは、ナレーションを埋め込むには適していない方法なんです。
〈その1〉ナレーション埋め込みに「適している」方法
⇒「挿入」タブから「オーディオ」を選んで音声を埋め込む方法
〈その2〉ナレーション埋め込みに「適していない」方法
⇒「画面切り替え」タブの「サウンド」を選んで音声を埋め込む方法
実は、「試してみたけどうまくできなかった…」と当社にご相談いただく方は、例外なく〈その2〉の方法で行っていました。
〈その2〉の「画面切り替え」の「サウンド」を選ぶ方法は、ページめくり時の効果音などを想定している機能のようで、動画として保存すると音声は記録されない仕様なんです。
一方で〈その1〉の方法は、ナレーションの埋め込みを想定している機能と言えます。トリミングやタイミング調整、音量調節が可能です。
大切なことなのでもう一度言いますが、
パワーポイントにナレーションを埋め込むには、「挿入」タブから「オーディオ」を選ぶ!
決して「画面切り替え」タブの「サウンド」からは行わないように注意しましょう。
パワーポイントに音声データを埋め込む手順
ここからは、実際の操作手順を説明していきます。
まず、音声ファイルをPCの任意のフォルダに入れておきます。
ファイル名は「S_01」あるいは「P_01」など、スライド番号と連動するファイル名にしておくと作業上便利です。
▼当該スライドを選択し、パワーポイント画面の上部「挿入」タブをクリックします。
▼「オーディオ」をクリックし、「このコンピューター上のオーディオ」を選択します。
▼当該音声ファイルを選ぶと、パワポ画面にスピーカーマークと再生ボタンなどが表示されます。
再生ボタンをクリックして音声を聞き、ナレーションの内容がそのスライドに合っていることを確認します。
▼「アニメーションタブ」から「アニメーションウィンドウ」を表示します。
▼音声ファイルの再生を開始するタイミングを選択肢から選びます。
・「クリック時」…マウスでクリックした時に再生される
・「直前の動作と同じ」…スライドめくりやアニメーション開始時など、その直前の動作が始まると同時に音声の再生が始まる
・「直前の動作の後」…直前の動作が終わった直後に自動で再生が始まる
▼直前の動作が終わってから4.5秒後に再生させたい、という時は、「直前の動作の後」を選択したうえで「遅延」の欄に「4.5秒」を入力します。
▼アニメーションウィンドウを開かなくても操作できる項目もあります。
▼表示されたスピーカーマークは動画化保存時には表示されない仕組みになっていますが、作業の邪魔になるようであれば枠外に移動させることができます。
▼スピーカーマークを右クリックすれば、音声ファイルのトリミングを行うことができます。
例えば、音声ファイル冒頭に無音がある場合、または、音声ファイルを途中から再生させたい場合や途中までで再生を止めたい場合に便利です。
▼画面切り替えタブの「画面切り替えのタイミング」は、今のスライドから次のスライドにページをめくるタイミングです。
ここで「自動的に切り替え」を選び、音声ファイルの長さプラス2~3秒くらいの時間を入力すれば、音声ファイルの再生が終わって一息ついたタイミングで次のページに送られます。
あとは、同じ作業を各スライドで繰り返すだけです。
完成したらスライドショーにして確認してみましょう。
タイミングの微調整を行ったのちに「エクスポート」から「ビデオの作成」を選ぶと、ナレーション入りの動画データ(mp4形式)が書き出されます。
動画データは株主総会の当日、PCからスクリーンに上映するだけ。
もちろんYoutubeなどにアップロードすることもできます。
まとめ
パワーポイントにナレーションをつけて動画化するには、
「挿入」タブの「オーディオ」から音声データを埋め込む!
これさえ覚えておけば簡単!
あとは今回紹介した手順通りに操作をしていくだけです。
ぜひ、パワーポイントの動画化で株主総会を成功させて、あなたのポイントも稼いでください!
また、当社には動画制作のプロが在籍しています。
プロナレーターの手配なども承りますので、動画に関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
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