「販促企画のツボ」の連載、第二十一回目です。
前回は2019年12月の「販促企画のツボ」を解説しました。販促イベントが一気に増える12月。月末に長期休みも控えていますから、そちらを意識しての計画と準備が必要になります。市場としても販促企画が増える時期でもありますから、自社の「顧客像(ペルソナ)」を改めて振り返って「尖り」のある販促企画を考える機会にしてみてください。
さて、今回のテーマは「2020年1月の販促企画のツボ」です。
12月中の準備が「モノをいう」1月の販促企画
先に書いたとおり、年末年始には長期のお休みがあります。今年2019年は12月27日の金曜日が仕事納めという会社さんが多いのではないかと思います。また、仕事始めは通常であれば1月6日の月曜日でしょう。今回の年末年始休暇は暦の上では非常にわかりやすくなっていますが、昨今の「働き方改革」の推進から前後に有給休暇を取得する方も多そうです。
販促企画を準備する我々も「年末年始はお休み無しで・・」とはいきません。1月に入ると「お正月」「初詣」「福袋」「成人式」「受験(センター試験)」「節分」「バレンタインデー」と立て続けに販促イベントが入ってきます。年末年始はお休み、さらに12月も繁忙期になると思いますが、限られた時間の中でいかに準備を進められるかが成功のポイントになります。
そのためにも大切なのは、1月の販促企画を検討するための「時間を設定する」ことです。どうしても目の前の仕事に追われて優先順位が下がりがちになってしまうので、先に準備のための「時間をおさえる」ところからスタートしてみてください。
2020年の干支は「●」です!
ちなみに来年2020年の干支は「子(ね)」。つまり「ねずみ」です。毎年、干支の動物をモチーフにしたキャラクターがトレンドになるので、ぜひ早めに準備をしてもらえればと思います。今年は「いのしし」で若干キャラクターにしづらいところもありましたが、来年は存分に楽しむことができそうです!
2020年はいよいよ東京オリンピックが開催される年になります。年始にかけてオリンピックのために準備が進んできた施設がお目見えすることになります。メイン会場である新国立競技場は今年2019年の12月21日にオープニングイベントが予定されています。年明け1月も様々なイベントが開催されそうです。オリンピックの代表選考もありますから、オリンピックやスポーツと絡めた販促企画は季節性を気にせず進めていっても良いかもしれませんね。
ちなみに2020年1月の天候の予想ですが、気象庁の3か月天気予報によると、気温は平年並みか平年より高いところが多く、降水量・雪の日については、平年に比べ少ないだろうという予測が出ています。北・東・西日本太平洋側では、平年と同じように晴れの日が多い、とのことです。