販促企画のツボ vol.1

課題解決 / 販売促進

毎月1回「販促企画のツボ」と称してコラムを連載していきます。

今回は第一回目の「販促企画のツボ」ですので、キャンペーンやイベントなどの「販促企画」がなぜ売上を伸ばすために大切なのか、そこから解説していきたいと思います。

 

*お客様に商品、サービスを「もっと利用してもらう」ための方法はふたつしかない!?

マーケティングを展開して自社の売上アップを狙う。そのための方法は実はふたつしかありません。ひとつは「新しいお客様に商品・サービスを知ってもらうこと」、もうひとつは「お客様に商品・サービスをもっと利用してもうこと」。このふたつです。前者は「新規顧客対策」や「集客」といいかえることができます。後者は「既存顧客(リピート)対策」や「提案」などといいかえることができます。

 

「販促企画のツボ」のコラムで考えていきたいのは後者になります。「お客様に商品・サービスをもっと利用してもらう」ためにはどうすればいいか。実はこの既存顧客への対策も大きくふたつに分けることができます。ひとつは「商品・サービスの開発」。もうひとつは「販促企画」ということになります。

 

「商品・サービスの開発」にはお金と時間がかかります。新しい商品やサービスを無限に生み出すことができる企業は少ないはずです。限られた商品やサービスを「販促企画」を使って面白く、楽しくお客様に提案し利用してもらうことが必要になります。「販促企画」は知恵を絞ることで湧き出てくる泉のようなものです。「販促企画のツボ」のコラムを通じて、皆さんの会社で年間の販促スケジュールを立てる手助けができればうれしく思います。

 

*2ヵ月後の販促企画をコラムで伝える理由

 

「販促企画のツボ」で皆さんと考えていくのは2ヵ月後の販促企画です。ですから、2018年4月にアップするコラムでは2018年6月の販促企画を取り上げます。2018年5月にアップするコラムでは2018年7月の販促企画を取り上げます。ですので、2018年5月のゴールデンウィークや母の日の販促企画については残念ながら触れません。すいません。1年後まで楽しみにしていてください。

 

「販促企画のツボ」のコラムで2ヵ月後の販促企画を取り上げるのは、実際に読者の皆さんの会社さんで何かの形で販促企画に取り組んでもらいたいからです。今月(2018年3月)は卒業シーズンです。「卒業」をテーマにした販促企画に取り組むことができるタイミングではありますが、いまから「卒業」をテーマにした販促企画を検討したとしても「卒業される方、20%OFF!」というような付け焼刃の販促企画になってしまうはずです。

 

2ヵ月後の販促企画を決めることで、販促企画の「スタート日」を決めることができます。スタート日から逆算して、ポップやチラシ、サービス内容、キャンペーン・イベント内容、販促企画概要をスケジューリングすることができます。ぜひ「自社だったらどんなことができそうか?」を考えながら読んでみてください。

 

*「販促企画のツボ」で紹介していく販促のポイント

 

販促企画のポイントはトレンドにあります。トレンドは大まかに3つに分けることができます。

 

その1 季節性があるもの。毎年同じ時期に決まって訪れるもの

 

ひとつ目は季節性があるもの、そして毎年同じ時期に決まって訪れるものです。今月(3月)であれば先に書いた「卒業」の他に「転職」「転勤」「引越し」「新生活」、また前後しますが「ホワイトデー」などがあります。いずれも毎年この時期に決まって訪れる事柄です。

 

その2 毎年ではないけれども定期的に訪れるもの

 

毎年ではないけれども定期的に訪れるイベントもあります。直近では「平昌冬季オリンピック」でしょうか。オリンピックは4年に1度開催されますし、今年は6月にロシアワールドカップもあるので注意が必要です。また選挙も数年に一度、解散のタイミングによっては不定期に訪れます。

 

その3 いつ起こるか全くわからないもの

 

いつ起こるか全くわからない流行があります。たとえば2017年の流行語になった「忖度」や「インスタ映え」。2017年の初めの時点では予想ができなかったはずです。ただ、いつ起こるかは全くわからなくても、流行りを掴むことで「早めの対応」をすることができます。この辺りの対策も後々触れていきます。

 

「3.いつ起こるか全くわからないもの」はともかく、「1.季節性があるもの。毎年同じ時期に決まって訪れるもの」「2.毎年ではないけれども定期的に訪れるもの」をこのコラムを通じて押さえていければと思っています。

 

次回は2018年6月の「販促企画のツボ」について考えていきます。

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