ラックに立てる印刷物は”頭”が命!? デザインのポイント

クリエイティブ / デザイン

ちらしやパンフレットを作ったら、店頭のラックに置きたいな。と考えている方も多いのではないでしょうか?
コンビニや書店でラックに立てかけられている印刷物の代表格『雑誌』のデザインのポイントを少しだけご紹介します。

雑誌のタイトルは必ず頭に来ている!?
決まりがあるの?デザインのなぞ

書店に並ぶ雑誌の数々を見るとたいていの雑誌が表紙の頭にタイトルがあります。これは、雑誌業界に決まりやルールがあるのではなく、雑誌を買う人の目線が考えられたデザインなのです。
コンビニや書店に立ち寄った際に注目してもらいたいのが、雑誌の陳列の仕方。たいていの雑誌はラックに立て掛けられていますが、雑誌の頭(上部)のみが見え、下半分は見えなくなってしまいます。そのため、購入の肝となるタイトルは雑誌の上部にレイアウトする事が多いのです。

あなたの目の動きも読まれている?
Zの法則、アイトラッキング

雑誌の表紙などを見るとき、人間の目の動きはアルファベットのZのように左上から、右下へと流れる方が多いのです。この目線の動きは『Zの法則』と呼ばれ、広告や、マーケティングの業界では有名なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
最近では、「人がどのような順番で物を見ているか」を知るため、科学的に目の動きを測定する『アイトラッキング』の技術も発達して来ています。中には、『アイトラッキング』で、本当に読みやすいホームページや、紙面になっているかを調査してくれるサービスを売り出している企業もあります。
ご興味のある方は、自社の広告を一度調査してみては?

そのチラシしっかりラックに『立つ』ようになっていますか?

デザインの話から少し逸れてしまいますが、ラックに立てる印刷物で重要なのが『紙目』。よくラックでチラシがお辞儀してしまっているものを見かけることはありませんか?
このチラシのお辞儀を防ぐのが『紙目』です。『紙目』とは紙を漉いて作る際にできる繊維の方向のことを指します。紙目(繊維の方向)がしっかり床から垂直になっていれば、紙自体の強度でお辞儀を防ぐことが出来ますが、紙目の方向が間違っていると、お辞儀しやすいチラシになってしまいます。
たいていの印刷会社では特に言わなくても、「ラックに立てて置く」という用途が分かっていれば、しっかりと紙目を考えてくれるかと思いますが、不安であれば印刷会社へ「チラシがお辞儀しないように紙目を考えて欲しい」と伝えれば、対応してもらえます。
※用紙の斤量(厚さ)によってはどうしてもお辞儀してしまうチラシが出来てしまうこともあります。
※用紙によってはご希望の紙目が製造されていない場合もございます。

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