こんにちは。営業部のオノです!
先日、某スーパーマーケットさまで店内サイネージ用の料理動画を採用いただきました。
そこで今回は、その動画をどんな目的で、どこにポイントを置いて制作したのかを、ご紹介しようと思います。
サイネージ用料理動画制作のポイント
はじめにお話したように、今回作成したのは、スーパーマーケットで流れる店内サイネージ用の料理動画です。
サイネージの平均視聴時間は数秒といわれています。
いかに美味しそうな短尺の料理動画にして、来店している方たちに「自分も作ってみたい!」と思ってもらえるか。
そして、商品の購入へと繋げられるか。これが最大の目的でした。
とはいえ、数秒では商品紹介がやっとであり、「モノの動画」にしかなりません。
お客さまが「自分ごと」として共感し、商品に興味を持ってもらい、消費行動につなげてもらうための動画にする必要があります。
そこで、この動画を作る上で、「どの部分で切り取って視聴しても何のメニューなのか」また「直感的に美味しそうな料理」と思わせることを意識した料理動画を制作しました。
サイネージ用料理動画を美味しく撮るポイント
では、この「直感的に美味しそうな料理」と思ってもらうための、動画制作ポイントをご紹介しようと思います。
今回の撮影は、料理の盛り付けをする「フードコーディネーター」、撮影を行う「カメラマン」、そして進行管理(編集兼任)をする「ディレクター」、このトライアングルチームで行いました。
料理動画を美味しく撮影するポイントは、下記の4つです。
1.調理過程はすべてを対象にせず、ポイントだけに絞る
先ほどお伝えしたように、サイネージの平均視聴時間は数秒と言われています。
どんな料理でも一から順に調理過程を流していては、途中で観るのをやめてしまう方がほとんどでしょう。
調理過程はすべて流さずに、ポイントだけ絞ってテンポよく見せることを意識してみてください。
長くても30秒までに収めるようにします。
2.撮影は引きよりもアップを多用し、迫力とシズル感が伝わりやすいようにする
皆さんは「シズル感」という言葉はご存じですか?
シズル感とは、料理の写真や動画で、その料理が美味しそうに思える瑞々しい感覚のことです。
テレビCMなどで、お肉から肉汁が溢れているととても美味しそうに見えますよね。
食欲をそそられます。
今回作成した動画でも、アップを多用し、観ている人にシズル感を感じてもらえるような動画にしました。
こちらは今回のサイネージ用動画ではありませんが、シズル感を意識して料理のアップを入れた動画になります。
いかがでしょうか?27秒あたりを観てると、今すぐにでもナポリタンが食べたくなりますね!
3.ポイントで調理音を入れることでシズル感をさらに向上させる
先ほどの続きになりますが、ポイントで調理音を入れることで、シズル感がさらに向上します。
アップにした時に「ジュ~」といった音が流れたり音が大きくなると、より食欲がそそられる動画になり、購買意欲が高まります。
動画の中でメリハリをつける、といったことが大切なポイントの一つです。
4.調理を遮るテロップや材料紹介は必要最小限におさえる
料理動画では手順や材料の紹介が大事ですが、すべて紹介していては情報だらけの動画になってしまいます。
そこで、料理の邪魔をしてしまいそうなテロップは思い切ってカットし、最小限のもののみ載せることがポイントです。
こちらも今回のサイネージ用動画ではありませんが、当社が制作した動画のひとつになります。
テロップを必要最小限にとどめることで、調理様子に注目できる動画になっています。
動画全体にゆとりも出て、お洒落な動画に仕上がりました。
以上のように、できるだけ視聴者・お客さまの立場にたち、興味関心を持ってもらうことを意識して制作することが大切です。
今回のサイネージ用動画は、完成後に実店舗で放映実験を行い、数値こそ公開することはできませんが、指標である視聴時間ならびに商品購入数いずれも向上した結果となりました。
動画を納品したスーパーマーケットさまからも好評の結果でした。
まだまだ世の中を見ると、「モノの動画」で訴求しているサイネージも多く見られます。
お客さまの立場にたった「コトの動画」で、商品訴求をしてみませんか?
「自社でも動画を作ってみたい」と思われた方は、ぜひお気軽にお問合せください!
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