文字が変化する怪現象「文字化け」は、英語で「Mojibake」

コラム

文字化けとは?

インターネットでホームページを開いたら「文字が変になっていた」とか、送られてきたメールが「判読不能だった」などの現象に遭遇した経験は、パソコンを使っていれば、ほとんどの人が経験している ことでしょう。初心者の場合、「故障したのではないか?」と不安になる方もいるはず。この怪現象は「文字化け」です。

「文字化け」という用語の起源はわかりませんが、欧米などのアルファベット使用言語においては、この現象を表す用語が存在しないため、英語などの各言語でも「Mojibake」という日本語のローマ字表記が定着しています。
そもそも「文字化け」とは何なのか? コンピュータは文字を、各文字に割り当てられた「文字コード」と呼ばれる管理番号に置き換えて処理しますが、ネットワークの問題や使用ソフトの問題、自分のパソコンに起こった問題などが原因で、その「文字コード」を読み違えてしまったときに「文字化け」が起こります。

日本語は文字化けが起こり易い?

欧米などでは、アルファベットといくつかの記号だけで文字を表現でき、ASCIIのみの文字集合で表現できます。これに対して日本語などでは、アルファベットだけではなく、漢字、ひらがな、カタカナなど数多くの文字が存在するため、UTF-8、UTF-16、Shift JIS、EUC-JP、ISO-2022-JPなど、多くのバリエーションが存在します。

したがって、どの文字コードを用いて変換されたのかを、正しく判別することができれば、文章を正しく復元することができますが、誤って違う文字コードで復元した場合、「文字化け」が起こってしまいます。

文字化けを防ぐには「アウトライン化」

ここまでは一般的な「文字化け」の話でしたが、印刷会社としては印刷時にトラブルの原因となる「文字化け」の怖さについては、編集の作業がDTP化して以来、嫌というほど体験してきました。

原因は、作成した環境と開いた環境のフォントインストール状況の違い、OSの違い、データへのフォント埋め込みエラー、ソフトウェアのバージョン違い、文字コードの違いなど…。そういったトラブル事例に一つひとつ対策を立てて検証。もちろん、文字を図形化する「アウトライン化」でのデータ入稿を基本とし、常に「文字化け」を防ぐ対策に取り組んでいます。

なぜ英語でも「Mojibake」?

ちなみに「文字化け」が「Mojibake」と呼ばれるようになったのは、1980年代後半のこと。米国でDTPの概念を提唱した会社がMac用のレイアウトソフトの日本語版開発の際、日本語にバグが出て、当時の日本人の開発者が、英語で「文字化け」を説明するよりも「Mojibake」とは何かを理解させる方が簡単だったので、英語として定着させたと言われています。

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