「夏休み防災てらこや」開催レポート!今年は震災と備蓄品について考えるイベント

課題解決 / 地域社会

2025年8月4日(月)、横浜市南図書館にて「夏休み防災てらこや」を開催しました。

このイベントは、株式会社野毛印刷社と横浜市南消防署、そして横浜市南図書館が連携して開催した、小学生対象の防災教育イベントです。昨年に続き、今回で2回目の開催となりました。

▼昨年の様子はこちら

「夏休み防災てこらや」を開催しました!台風や水害について考える特別イベント

本記事では、今年のイベントの様子をお届けします。

「夏休み防災てらこや」当日の様子

「夏休み防災てらこや」最初の挨拶の画像

当日は、南図書館近隣の小学生14名が参加しました。

イベント冒頭では、能登半島地震で活動した消防士による防災講話が行われました。屈強な緊急消防援助隊員であっても体調管理が難しかったというお話は、その後の学びに直結する実例として、子どもたちだけでなく私たち大人にとっても大変学びのある内容でした。

「夏休み防災てらこや」の写真

また、液状化現象の仕組みや、災害時に真っ先に必要となる備蓄アイテム(非常用トイレや備蓄食品など)についても解説がありました。
子どもたちは、実際に非常用トイレを組み立てたり備蓄食品を手に取ったりしながら、楽しみつつ学びを深めていました。

備蓄食品を手に取る子どもたちの写真

簡易トイレを作る子どもたちの画像

 

「備蓄食タイムライン」を使った学び

今回当社では、イベント内で使用するワークシート「備蓄食タイムライン」を作成しました。

「備蓄食タイムライン」の画像

子どもたちは3つのグループに分かれ、「家族にこんな人がいたら…」という設定のもとで、どんな食事をとれば良いかをワークシートに書き出しました。参加した子どもたちからは活発な意見が飛び交い、シートの欄は次々と埋まっていきました。

ワークシートを埋める子どもたちの画像

ワークシートの内容について議論する子どもたち

ワークシートは、A1サイズとA3サイズの2種類を用意。会場ではA1サイズを使って議論で出た意見や考えをまとめてもらいました。そして、A3サイズのものを自宅に持ち帰ってらもらい、家庭でも防災について考えるきっかけとなることを目指しました。家族と一緒に、防災について考えるきっかけとなっていたら嬉しく思います。

イベントを終えて

イベント自体は大成功だったと言えるでしょう。
企画の目的である「小学生が震災を自分ごととして捉え、自分なりの対処方法を考える」ことは、十分に達成されていたと感じました。

また、図書館開催ならではの企画として、今年も司書による防災関連書籍の紹介があり、多様な学びの機会を提供することができました。

司書による防災関連書籍紹介の画像

南図書館の防災関連書籍の画像

さらに、昨年も参加した子どもたちの姿が見られ、夏休みの恒例行事として定着しつつある様子もうかがえました。今後も地域に根差した活動として、こうした取り組みを続けていきたいと思います。

「炊き出しは有難いと思っても、アレルギーなどの理由で口にできないこともあります。だからこそ、“自分が食べられるもの”を日常的に備えておくローリングストックが、非常時の生命線になる」

消防士の方のそんな締めくくりのお話に、思わずハッとさせられました。
参加した子どもたちだけでなく、私たち大人にとっても多くの気づきと学びのあるイベントとなりました。

「夏休み防災てらこや」は今後も継続して開催していきたいと考えています。ふだんの「防災てらこや」とあわせて、開催報告はこの「ヒラメキ工房」に掲載していきます。
ぜひ今後もチェックお願いします!

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マモリン(仮)

きれいな所でしか住めないマリモの妖精。
マモリンという名前だが
社内でもあまり浸透しておらず、
名前の後ろに(仮)を付けられている。

印刷や環境のことについては博識で、
さまざまな『ヒラメキ』を人々に与えてくれる。

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