子供の運動会や学芸会、会社の社員旅行などで「あ、写真撮るのよろしく!」と頼まれたことはありませんか?ましてや「上手く撮れた写真、社内報に載せるから頼んだよ!」なんて言われてしまうとプレッシャーに・・・
でも、大丈夫。写真と撮るテクニックや技術に詳しくなくても、写真を撮る『構図』を工夫することで綺麗な写真を撮ることができるのです。
今回は簡単な写真の構図の例をご紹介します。
「何を撮るか」を考えるな。「何を撮らないか」を考えろ。
写真撮影で陥りがちなのが「走ってる子供が写るようにしなきゃ」とか、「綺麗な桜並木を撮りたい!」という思いから、「これどこにうちの子写ってるの?」という写真や「人ごみにピントが合って桜が綺麗に撮れなかった・・・」というケース。
「これ」を撮りたいという思いに駆られると、対象の全体を写真に収めようとして、結果、あまりパッとしない写真が撮れてしまうことが多いのではないでしょうか。
そこで発想を変えて「ここだけ切り取って撮ろう」と構図を変えてみてください。
例えば、桜並木の全体を撮るのではなく、あえて一輪の桜を撮ることで、プロのような写真が撮れることも。
「撮りたいところ」だけでなく、「撮らなくていいところ」も意識するだけで、写真の仕上がりが変わりますよ。
あえて写さないことで物語が生まれる。
子供の写真を撮る際に、「子供が何に夢中になっていたか。」を思い出に残したくなり、思わず子供が遊んでいる部屋全体の写真を撮ってしまいがちになってはいませんか?
どんな部屋でどんな遊びをしていたか、というのももちろん良い思いでですが、実際には、子供が散らかしたおもちゃの散乱し、部屋干しの洗濯物が写りこんでる・・・とがっかりしたことは無いでしょうか。
そんな時は子供の夢中な表情に注目してみてください。
例えば、一生懸命お絵かきをしている子が居たとします。子供が絵を描いているところを上から撮ると子供の描いた絵が写り、良い思い出の一枚になりますが、プロのような構図にするには、子供の表情に注目。一生懸命にお絵かきしている横顔が撮れるよう、横から撮影してみてください。また、真横ではなく、少し下から子供を見上げるような角度で撮れると、より表情が写り「こんなに一生懸命に何を描いているんだろう」と写真を見た人に考えさせるような写真になります。