「販促企画のツボ」の連載、第25回目です。
前回は2020年4月の「販促企画のツボ」を解説しました。2019年4月の新元号の発表の盛り上がりに比べるとやや低調な気配の今年の4月。「新生活」や「エイプリルフール」が主な販促イベントになりそうです。ゴールデンウイーク前半は飛び石の連休。宿泊をともなわない「アウトドア」や「BBQ(バーベキュー)」関連のサービスや商材は販促ウケが良いかもしれません。
さて、今回のテーマは「2020年5月の販促企画のツボ」です。
新型コロナウイルスの影響がどこまで続くか
本来であれば「ゴールデンウイークの狙い目」や「母の日の準備を忘れずに」といった販促戦略のお話をしたいところではありますが、この1か月で状況が一変する事態が起きています。ご存じのとおり、新型コロナウイルスの問題です。
政府が3月頭からの小学校、中学校、高校の休校を要請しました。最終決定は各地方自治体それぞれに任せられているものの、本来の3月のイベントであった「卒業式」自体が開催されなくなってしまう可能性も出てきています。
社会人、ビジネスマンについても、むやみに外に出ること、人の集まる場所に参加することが避けられているだけではなく、そのイベント開催自体の多くが中止もしくは延期になっています。直近で打撃を受けるのは「お花見」でしょう。2020年は早い開花が予想されているので、仕方がないですが残念です。〈関連記事:3月は「定番」と「流動的」な販促イベントを押さえるべし!【販促企画のツボvol.23】〉
場合によっては4月頭のイベントである「入学式」なども開催されないケースも出てきかねません。逆に、新型コロナウイルスの問題が1か月で収束する可能性もあります。我々にできることは世の中を見つつ、「変化に応じて対応するための準備」をしておくことではないでしょうか。
新型コロナウイルス問題の影響をあまり受けない世界
ただ、世間の新型コロナウイルスの問題をよそに、あまりこの問題の影響を受けない世界があります。それはインターネットの世界です。人と直接的に接することのない(いまの言葉でいえば「濃厚接触」の可能性がない)インターネットの世界は今回の問題に相反して需要が上がっていきそうです。
小学校・中学校・高校の休校や、テレワーク・リモートワークの社会人が増えると、インターネットから情報の取得をする機会が間違いなく増えます。新型コロナウイルスの問題自体はけっしてポジティブに捉えることはできませんが、これからも商売を続けていく我々としては何かプラスの要素を見出さなくてはなりません。
自社のホームページでサービスや製品の紹介がきちんとなされているか。専門用語ばかりでお客様側が理解できない内容になっていないか。問い合わせのハードルが高すぎないか。Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)など、ソーシャルメディア(SNS)を活用した認知向上や販促集客にも目を向ける良い機会になるかもしれません。
お客様が動く方向に自社も動いていけば、必ず活路は見つかるはずです。
そして、当社ではSNS映えする写真や、動画の制作も得意としています。こんなご時世だからこそ、コロナウイルスが終息した後に、他社と差をつけるためにも販促は手を抜かずに取り組みたいものです。
販促に関するお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せください。全力で、お役に立てるよう最適な方法をご提案させていただきます。
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